院長ブログ

できることを一生懸命やる

名古屋医療センターで
研修医を教える仕事をしていた時に
研修医の教育センターのリーダーが
新入研修医に毎回していたお話しがあります。

君たちはこれから病院で仕事をして、
毎日患者さんを迎え入れる。
君たちにとってはさまざまな患者さんが来ることが当たり前の日常でも
患者さんにとっては非日常の瞬間瞬間であることを忘れずに
患者さんと向かい合ってほしい。

研修医だけでなく、
今の僕にとっても大事な大事なお話しです。

今日はメルマガ「魂が震える話」から、
こんなお話しのご紹介です。

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出来ることを一生懸命やる
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昨年、突発性難聴と診断された妻。
病院に通って服薬治療を続けてきた妻だったが、とうとう先週

「このままの聴力で安定して行くでしょう」

と言われて帰って来た。
きっとショック受けてんだろうなーと家に帰ったが、
いつも通りのあっけらかんとした妻だった。

「私、手話覚えるしかないかなー」

なんて笑いながら話してた。
(静かな場所であれば、響く様な感じだが聞き取れるし話せる程度)

夜子供が寝た後に、これから必要になるかも…?と、
二人でゴロゴロしながら筆談をしてみた。
最初は他愛もない話だったんだが、いきなり妻が

「ごめんね。
辛くなったらいつでも言ってね?
私こんなんになっちゃって、
いつでも離婚しても良いと思ってるよ」

って書いた。

つい大きな声で

「お前離婚したいのか?!
耳が聞こえない位で離婚するわけないだろ!
バカか!」

って言ってしまった。

妻はかぼそい声で

「出来る事、一生懸命やるから、
 頑張るから捨てないでね…」

って泣いた。
妻がこの件で初めて泣いたのを見て、俺も泣いた。
ずっと我慢してたんだって。
不安だったろうな、辛かったろうな…。
抱き合って泣いてる俺達にびっくりして起きてしまった2歳の娘が、

「おか~しゃんおと~しゃん泣かないのヨチヨチ」

ってしてくれた。

この温かい家族をこれからも俺が守って行こうと思ったよ。

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感動する話・泣ける話・笑える話・心に残る話より

http://k-bana.sblo.jp/

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「出来ることを一生懸命やる」

この言葉が僕は大好きです。

突き詰めると、これしかない!って思います。
お互いが、お互いに、出来ることを一生懸命やる!
それは、友達同士でも、夫婦でも、恋人同士でも、
家族でも、職場の先輩後輩、同僚、先生、生徒、仲間・・・

どんなときでも、お互いが、お互いに、出来ることを一生懸命やる。

奥さんだったら、少しでも美味しく身体にイイ料理をつくろう!とか、
旦那さんだったら、仕事をがんばろう!や、家族と過ごす時間を増やそう!などなど。

そういう気持ちでお互いがいるってことが、何とも素晴らしい♪

そのバランスがとれなくなって、相手に求めたくなる時もありますが、
それでも自分は、

「出来ることを一生懸命やる」

僕も、この気持ちを大切にしていきます!

今日の話が、皆様のお役に立てれば幸いです。
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「魂が震える話」より
00526431s@merumo.ne.jp
(空メール送信で登録♪)

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2013.06.28 | コメント(2)

リウマチの痛み

最近は7月頭にある、
リウマチの痛みについての研究会に向けての
講演スライドと
整形外科超音波学会に向けての発表スライドを
毎晩作っています。

リウマチは治療薬の進歩により、
関節がどんどん壊れる病気から
ちゃんと治療を続けていれば
病気でない人と変わりのない生活が
続けられる病気になりました。

超音波診断の進歩により
関節が明らかに腫れる前から
炎症が起こっている関節を診断できるようになり
早期診断ができるようになりました。

とはいえ、関節リウマチは風邪などのウイルス感染とは異なり
完全に体からなくなってしまうわけではありません。

いうなれば、ちゃんと治療を続ければ大丈夫。
治療をやめれば再燃してくる
糖尿病と同じようなイメージかもしれません。

「関節リウマチ」という病気は持っているけれども
関節の腫れや痛み、採血データやレントゲン、超音波などの検査でも
炎症所見の見られない状態を「寛解」といいますが、
現在は寛解基準として提案されるものの中でも
「BOOLEAN寛解」と言って、とても厳しい寛解基準も提唱され
それが「深い」寛解の治療目標となっています。

BOOLEAN寛解は
・腫脹関節 1つ以下
・圧痛関節 1つ以下
・CRP(採血による炎症) 1以下
・患者さんのリウマチの全般評価(PtGA) 1以下(1-10で評価)
の4項目を満たすものですが、
リウマチ専門医の中でも非常に難しいといわれているのが
4つ目のPtGA 1以下 です。

治療が進み、他覚的な腫れや採血データであるCRPは
コントロールが可能となりましたが、
患者さんの自覚症状であるPtGAは
10㎝の線の中に、現在の自覚症状の印象である部分に線を引いてもらう
I――――/――――――――――――――――――――I
こんな感じです。

患者さんの線を引いたところが何mmか測定し
10mm以下ならBoolean寛解の基準を満たします。
11mm以上ならBoolean寛解にはなりません。
非常にファジーな基準ともいえます。

ただ、患者さんは必ずしも関節リウマチの痛みのみを
この基準にあてはめてくれているわけではなく、
リウマチ以外の関節痛や、
肩こり、腰痛やその他からだの不調もこの中に入れてしまうこともあります。

リウマチのみを評価する、というのはとても難しいのです。

だからこそ、
PtGAを10mm以下にするためには
リウマチ専門医がリウマチの症状だけでなく、
患者さんが持つリウマチ以外の痛みの原因を適切に診断、治療できることも
必要となってくるのです。

整形外科専門医がリウマチ診療を行う意味を考える。

そんな発表を今作っています。

2013.06.25 | コメント(0)

開院2周年 m(_ _)m

今日5月10日で
開院2周年をむかえました。

少しづつ少しづつ小さな改善を重ね
一年、二年と振り返ると
大きく成長したように思います。

訪れる患者さんの人数も増えてきたため
祝日の前後などの混雑時には
僕が一人一人と十分にお話しできないこともでてきました。

それでも、チームワークで患者さんのニーズを捉え
当院に来るだけで気分が明るくなり
帰宅される時には笑顔になっていただけるよう
スタッフみんなで頑張っていきたいと思います。

昨年は僕自身も学会発表を再開し
看護師も骨粗鬆症やリウマチの研究会で発表するなど
対外的にも活躍できた一年だったと思います。
それも日々の診療を支えるスタッフみんなのおかげです。

訪れる患者さんに
最新の知識と技術に気軽にアクセスしていただけるよう
ますます頑張って行きますね!

三年目もよろしくお願いいたします。
m(_ _)m

院長 斉藤究

2013.05.10 | コメント(0)