たけしの家庭の医学 殿皮神経障害

たけしの家庭の医学に
なかなか診断されない腰痛の原因として
殿皮神経障害が紹介されていましたね。

上殿皮神経は骨盤の腸骨を
腰から殿部にかけてまたいで
殿部の上の方の痛みを感じる知覚神経です。

同時に、下殿皮神経は
殿部の下の方の知覚を担う神経で
障害されると殿部の下の方の痛みとして感じます。

いずれもレントゲンやMRIなどの
画像診断ではわからない腰痛の原因になります。

痛みの診察で大切なのは
患者さん自身に、
痛みがある部位を指一本で指し示してもらうことで
患者さんが知覚している痛みの場所を
解剖学的に推測し、
患者さんが痛いと感じている場所自体が悪いのか
それともその場所は痛みを感じているだけで
本当に悪いのは他の場所にあるのか
診察で確かめていくことです。

殿皮神経障害は
痛いと感じる場所を押すと痛い、という
比較的わかりやすい腰痛の原因ですが
あまり知られていないため
的確に診断されることが少ないと
日本脊髄外科学会 殿皮神経
の項目にも書いてあります。

もし、この画像の青色で示されている
上殿皮神経の部分を圧迫して見て
痛いと感じるようであれば
腰痛の原因は殿皮神経障害の可能性があります。

その旨主治医の先生に伝えてみてはいかがでしょう^_^

2017.11.15 | コメント(2)

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