ただ生きる
毎朝スタッフ全員で行っている朝礼。
今日はリハビリを担当してくれているスタッフの一人から、
谷川俊太郎さんの詩を教えてもらいました。
失って初めてわかるのが、普通にできていたことのありがたさ。
それを支え、取り戻してあげるのが、
整形外科、リハビリテーションのお仕事です。
ただ生きる
谷川 俊太郎
立てなくなってはじめて学ぶ
立つことの複雑さ
立つことの不思議さ
重力のむごさ優しさ
支えられてはじめて気づく
一歩の重み 一歩の喜び
支えてくれる手のぬくみ
独りではないと知る安らぎ
ただ立っていること
ふるさとの星の上に
ただ歩くこと 陽をあびて
ただ生きること 今日を
ひとつのいのちであること
人とともに
鳥やけものとともに
草木とともに 星々とともに
息深く 息長く
ただいのちであることの
そのありがたさに
へりくだる
2011.12.17 | コメント(4)
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