オンライン診療~痛みとリウマチの相談室 準備中です。
今朝の出勤の時には、黄色い帽子をかぶった小学生を見て、なんだかほっとした気持ちになりました。
緊急事態宣言中には、来院するにあたり患者さんも不安だったと思いますが、ちゃんと体のことを理解して必要な検査を受けに来てくれて、リウマチ患者さんに安全な医療が提供できたと思います。
今は自粛生活により体力の落ちた方や、リモートワークでパソコンの前に座り続けて肩こり、腰痛がひどくなった方などが、やっぱり痛くなったと来院されてきています。
僕の専門の一つは、筋肉・筋膜が起こす痛みの治療。
もちろんリウマチは学会の専門医です。
痛みもリウマチも、採血や画像診断だけで本当の病態を把握して治療に結び付けることは困難。問診と診察、特に触診が大切です。
画像診断ではレントゲンやMRI以上に、エコーで筋肉や関節を観察するということを重要視しています。
僕も患者さんの痛い場所を正確に見つけるために、これまで自分の触診技術を一生懸命磨いてきました。
そして、理学療法士の行うリハビリテーション・徒手療法も痛み診療、リウマチ診療にとても大切です。
どれも触れなければできないことです。
今はだいぶ患者さんが戻ってきていますし、当院もできうる限りのコロナ対策は行っています。
でも、不安の強い患者さんもまだいらっしゃいます。
緊急事態宣言中には、オンライン診療が初診から可能になりました。
でも、筋肉・筋膜の痛み診療は、患者さんに触って、痛い場所を特定し、そこに徒手または注射で介入することが必要です。
これまで僕の考えでは、オンライン診療では患者さんに触れられないため、まったく眼中にありませんでした。
でも、こんなコロナな世の中で、いくつもの医療機関にかかっても体の痛みが取れない患者さんや、近くに相談できるリウマチ専門医がいない、などの不安に、オンラインで答えるだけでもお役に立てるのではないかと考えが変わってきました。
オンラインでは当然直接触れることはできませんので、僕の学んで体得してきた診断治療技術がすべて出せるものではありません。
でも、これまで培ってきたリウマチや痛みの知識、患者さんの姿勢や動きを見る目を使って、実際の対面診療を補完する形で行ってみたいと思います。
オンライン診療では、採血や画像検査はできません。そのため、オンライン診療は自費のセカンドオピニオン外来として行いたいと考えています。
これまでの痛みやリウマチの心配を専門医としてお話を伺い、今するべきこと、改善できることを、画面に映る患者さんの姿勢や動きの分析からアドバイスをしていきます。自分でできるセルフケア指導も行います。
相談内容は事前にメールにて送っていただきます。
もしこれまでに行った画像や採血結果があれば、事前にメールやFAX、郵送でお送りいただければより深いアドバイスができます。
オンライン診療「痛みとリウマチの相談室」の時間は、平日診療後(19:30頃を予定 水曜、土曜は14:00~を予定)を考えています。
料金は 予約料 5500円 30分 33000円 以後10分11000円(税込み)60分までを予定しています。
保険診療では一人ひとりの患者さんに30分かけてお話することは難しいですが、オンライン診療は1日1人限定で、十分な時間をとってアドバイスできればと思います。
ご興味のある方は、まずは
info@saito-seikei.jp
まで、メールにてご連絡ください。
こちらからお返事させていただきます。
2020.06.01 | コメント(0)