時と場所を超える

学生時代に
バックパッカーをしながら5か月間で世界一周しました。

パリ、スペイン、イタリア、オーストリア、イギリス
そしてカナダでは病院実習を2か月間行い、
USA経由で日本に帰ってきました。

ヨーロッパの旅の途中、
変な感覚にとらわれたことがあります。

一泊1000円~1500円のユースホステルを転々としながら
その日暮らしを送っているときに夢を見ました。

夢の中では僕は日本にいて、友人や家族たちと
普通に楽しく過ごしていました。

しかし目が覚めると、突然景色は
へたった2段ベッドの裏側を見つめており、
体は異国の地にあるのです。

ヨーロッパを旅しているのだから当然なのですが、
少しホームシックでもあったのでしょうか。

でも、これまで自分の意識や魂は日本にあったのに、
突然幽体離脱が覚めたかのように
ヨーロッパにある体の中に引き戻されたような感じでした。

その時に、心と体は別々なものであり、
体の中に心が入れられているような不思議な感覚を覚えました。

もしかすると、脊髄損傷などで四肢麻痺となった患者さんも
同じような感覚を覚えているのかもしれません。

『ホーキング、宇宙を語る』の著者であり、
車いすの物理学者として知られるスティーブン・ホーキング博士
量子効果によってブラックホールから粒子が逃げ出すというホーキング放射の存在を予測しました。

心と意識、思いをはせることは無限大です。
年を経て、体は思うように動かなくなっても、
心は自由で、軽く、楽しくありたいものです。

スティーブン・ホーキング博士公式サイト

http://www.hawking.org.uk/index.html

 

2012.01.07 | コメント(3)

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