埋め込み式骨粗鬆症治療薬

昨日の朝日新聞に
体内埋め込み式の骨粗鬆症治療薬が
研究されているとの記事がありました。

これまでは骨を壊れにくくするお薬しか
使用できませんでした。

最近日本でも骨を作る作用の強いテリパラチドという
骨形成促進薬が重度の骨粗鬆症に対して使われ始めていますが
簡単なキットではあるものの、
毎日自分で自己注射する必要があります。
または、1週間に一度通院して注射をするタイプのものも発売になりました。

今回の研究では
体に埋め込んだ小さなデバイスが
自動で1日1回からだの中に放出してくれるというもの。

認知症で自己注射が困難な方への使用や
抗がん剤への応用が考えられているそうです。

ペースメーカーの様に埋め込んだあとの、
お薬の補充はどうするのかは不明ですが
よいお薬を、本人の手間なく体に届ける
という点では画期的な研究だと思います。

医学とITの進歩はすごいですね。

2012.02.18 | コメント(4)

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