災害救援報告会
勤務医も残すところあと2日。
リウマチ外来のあと、今日は災害救援に向かった当院のDMAT2隊と医療班2隊の
活動報告会がありました。
急遽企画されたにも関わらず、
名古屋医療センターの講堂は立ち見があふれるほどの職員が集まり、
みんなの関心の高さが伝わってきました。
僕たちDMAT1班が発災直後の超急性期に活動をはじめてから、
4隊目の亜急性期から慢性期に至るまでの災害救援の様子が
とてもよく分かるよい報告会になりました。
DMATの仲間であり、
今回は本部に残って昼夜を問わず後方支援をしてくれた林師長は
この発表会が終わったあと隠れて涙を流していたそうです。
みんなが熱い思いを持って、今回の未曾有の震災に立ち向かいました。
僕たちが現地に出動できたのも、病院の通常業務を勤務交代してくれたり、
様々な情報を集めて後方支援に当たってくれた職員がいたからです。
ライフラインは少しづつ回復してきているようですが、
今回の想像を絶する多重災害は
日本のみでなく世界を巻き込みながら大きな爪痕をのこしました。
災害というものの捉え方の観念すら、津波に押し流されました。
病院をあげて救助に当たった今回の経験は、必ずこれからも役にたちます。
災害のもたらしたプラスの側面があるとすれば、
日本のため、仲間のために
残ったもの達の結束がこれまでにないほど高まったことかもしれません。
東日本の一刻も早い復興を願っています。
名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究
http://saito-seikei.jp/
2011.03.24 | コメント(1)
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