勤務医最後の日

今日で12年間の勤務医生活も最後。

ギリギリまで緊急手術。
上腕骨近位部骨折にPHYLOSプレート固定を行いました。

開業して暫くは大きな手術をすることはないと思いますが、
名古屋の外傷治療の火が燃え続けるように、後進教育の方法を考えています。

それから、名古屋医療センターの研修医達にラストレクチャーを行いました。

現在の1年目研修医達が、先輩になるにあたっての心構えとして
僕が医者として12年やって来て大切だと思うことを
餞別として伝えてきました。

その後研修医達には、現在の職場環境の問題点をあげてもらい、
それぞれの問題を具体的に解決する方法を自分達で考えてもらいました。

これ、「すごい会議」という本のネタですが、
組織の最底辺にいる研修医では何も変えられない、
という思いをぬぐい去ることも今回の目的の一つです。

最後の問題解決まで考え終わったら夜10時半を回っていました。

ご飯も食べずに、よくみんなついてきてくれました。

名古屋医療センターは、きっともっといい病院になっていくと思います。

僕は新しい医院で研修医を受け入れながら、
名古屋の良医を育てるお手伝いを患者さんとともにしていきます。

リウマチ、外傷、災害、教育、リクルート、リーダーシップ、、、
名古屋医療センターの5年間は、本当に様々なことを学ばせていただいた
充実した5年間でした。

感謝感謝の5年間です。

名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究
http://saito-seikei.jp/

2011.03.26 | コメント(2)

コメント