レミケードの会

今日はレミケードという
日本で初めて認可された生物学的製剤についての研究会でした。

現在日本ではレミケード以降、5種類の生物学的製剤が使用可能です。

なぜ今レミケードの研究会なのかというと、
これまで日本では体重1kgあたり3mgという薬の量しか使用できませんでした。
しかしその制限が外れ、
現在は投与量の増量や、投与期間の短縮が認められました。

これまではせっかく薬が体に合って効果が得られても、
投与量が少ないために効果が切れてしまっていた方たちがいました。

レミケードの特徴は、
効果出現の即効性
2ヶ月に一度の点滴でよい
生物学的製剤の中では価格が安い
増量・短縮などの調節が可能となった
増量により高額療養費制度が利用可能となる
などがあげられます。

これからは、リウマチの炎症の強さに合った投与量を早期に用いることで
レミケード自体の休薬(BIO FREE寛解)、
ひいては薬を飲まなくてもよいというDRUG FREE寛解を目指した治療が
可能な時代になってきたのです。

名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究
http://saito-seikei.jp/

2011.02.04 | コメント(2)

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