トリガーポイントの形成
肩こりや腰痛、おしりの痛みや太ももの痛み
これまで頸椎や腰椎の椎間板が傷んでいるから
ヘルニアがあるから
と説明され、
なかなかよくならない痛みに悩んでいた方の中には
よくよく診察してみると、
椎間板や神経の痛みではなく
筋肉そのものの痛みである場合も少なくありません。
痛みのある筋肉を丁寧に触診し、
その中から小さなしこり
ときには大きくなった筋肉の塊、
押すと圧痛のあるしこりを探します。
それがトリガーポイントです。
トリガーポイントはそれが存在する局所だけでなく、
離れた場所にも痛みや、しびれすらおこします。
これが関連痛です。
トリガーポイントを理解するには、
これまで神経の走行をベースに考えてきた頭を切り替え、
筋肉の走行や付着部、関連痛のパターンを認識する必要があります。
慢性的な筋痛が出現し、トリガーポイントが形成される過程には、
昔ケガしたような軽微な外傷や、
常にさらされている仕事時の姿勢、
日頃の姿勢が猫背であることなど、
様々な急性要因や、慢性要因が関係しています。
当院ではトリガーポイントへの局所注射と、
理学療法士によるリハビリテーション等を組み合わせて
トリガーポイント治療を行っています。
2011.08.30 | コメント(2)
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