院長ブログ

骨粗鬆症と大腿骨頚部骨折

整形外科勤務医をしていると
毎日のように大腿骨頚部骨折の患者さんが運ばれてきます。

下肢の付け根の股関節部分の骨折のため
歩けなくなって手術が必要となる場合が大半です。

骨をつないだり、人工骨頭という手術をうけ、
術後の全身状態が落ち着くと
リハビリ病院に転院の上で、自宅に帰るレベルを目指して歩行訓練が行われます。

その後必要に応じて通院可能な医院でリハビリを継続することもありますが、
何より大切なことは次の骨折を予防することです。

骨粗鬆症に伴う骨折を予防するには、普段から自分の骨密度を知り転倒予防を意識して運動に努めることが大切ですが
骨折を起こした後でも次の骨折を予防するために骨密度や骨折リスクに応じて
骨折治療を行うことが大切です。

現在は内服薬だけでなく、より高度な骨粗鬆症に効果的な皮下注射での治療薬も日本で使用可能となっています。

全ての女性は閉経を迎え、同時に女性ホルモンの低下とともに骨密度の低下を迎えます。

骨折してから気づくのではなく、
普段から自分の骨密度や骨折リスクを知っておきたいものです。

当院では骨折により日常活動度の低下が著しい
腰椎や大腿骨の骨密度が測定可能な
病院同様の骨密度測定機を用いて
骨粗鬆の診断・治療に努めております。

2011.08.03 | コメント(0)

骨粗鬆症講義


昨日はスライドを作りながらこたつで寝てしまいました。

当直明けの無理が響きました。

お陰で今日は首がイタイ、、。

さて、当院の研修医の先生に向けたランチョンセミナーは
新しい骨粗鬆症注射薬、フォルテオをみんなに触ってもらいました。

細い細い針をお腹のお肉をちょっとつまんで打つのですが、
実際にお腹に打ってくれた先生もいて、ホントに痛くない!
を体感してくれました。

そのあと僕が骨粗鬆症の基本から診断、治療、お薬を使うコツから、
最近のトピックまでを30分で講義しました。

若い先生達が、何科のお医者さんになっても、
プライマリーケアとしての骨粗鬆症と骨折予防を
頭の片隅に入れておいてもらえたら、
ひょっとしたら10年後、骨折する人が少なくなっているかも知れませんね!

名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究
http://saito-seikei.jp/

2011.02.24 | コメント(0)

骨粗鬆症

非日常の横浜での生活もあっという間に終わり、
今日から通常の診療に戻りました。

木曜日には院内で研修医の先生に向けて
骨粗鬆症の講義をすることになっているので、
現在寝る間を惜しんで講義のスライド作成中です。

その中から今日は少しブログにも。

骨粗鬆症は骨がもろくなり、
ひいては脊椎の圧迫骨折や大腿骨頚部骨折などにつながり
寝たきりの原因や、死亡の遠因ともなります。

骨の強さは骨密度と骨の質で成り立っているとされ、
骨密度は測定可能ですが、骨質は測定できません。

骨折の原因は、必ずしも骨密度だけではないのです。
骨折の危険因子としては、
女性、骨折の既応、親の骨折歴、喫煙、過度のアルコール、ステロイド使用
などがあり、
逆に運動は骨折リスクを減らします。

僕はお酒、タバコはやりませんが、なかなか運動はできてません、、。

たまに行く犬の散歩くらいかな(^_^;)

名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究
http://saito-seikei.jp/

2011.02.21 | コメント(0)