院長ブログ

秋晴れの水曜日


火曜、水曜と連日建築の打ち合わせでした。

今日は差し入れに名東区のケーキやさん、
ピネードのケーキをお持ちしました。
このお店、店の外観も内装も、
ケーキの見た目の美しさも、
そして箱のパッケージに至るまで統一されたよいデザインです。

見た目と機能と使いやすさ。
エクステリアにインテリアに照明。
電気にガスに水道にトイレに流し。
床の素材に壁の素材。
医療機器の配置と将来への展開。

当院も5月の開業にむけて
工事のスケジュールと締め切りに追われながら、
決定しなくてはならないことが山積みです。

一つの事業のために山ほどの業者さんが関わる中、
設計士さんがうまく取りまとめて頂きながら
少しづつ形になっていきます。

ドア一枚、床一枚にいたるまで、
納得しながら素材を選び、一つの空間が生まれます。

鉄骨の立ち上がった三階から、南側の平和公園を望むと緑が見えました。

忙しくても、自分のイメージを形にするための、とても楽しい作業の連続です。

斉藤整形外科リウマチ科
院長(未)斉藤 究

2010.11.04 | コメント(0)

第5の生物学的製剤オレンシア

週末の大阪出張は
日本で5番目に発売になる生物学的製剤
オレンシアの発表会でした。

関節が腫れて痛んで、次第に骨が破壊されていく
関節リウマチという免疫の病気。
痛みで仕事も家事もままならず、働くことの喜びを失うとともに、
経済的にも苦しくなってしまいます。

しかし生物学的製剤の登場が、
痛みと腫れを十分にコントロールし「寛解」を現実のものとして、
日常生活を可能とし、働く喜びを取り戻したのです。

これまで4種類の生物学的製剤が日本で使用可能でしたが、
今回の点滴製剤オレンシアを加えて5種類の製剤から選択できるようになりました。

従来の生物学的製剤と比較すると、
・これまでのTNFα、IL-6を抑えるものとは違う、T細胞の抑制という作用機序
・月に一度、30分の点滴で通院可能
・高額な生物学的製剤のなかでは費用負担が若干軽い
・副作用が比較的少ない
・MTX(リウマトレックス、メトレートなど)は必須ではない
などの特徴があります。

これまでの生物学的製剤で十分な効果があがらなかった方や、
MTXを内服できない方のみならず、
これから生物学的製剤を必要とする方も含めた幅広い適応が考えられます。

リウマチ医としては、オレンシアの登場で
より多くの方がリウマチの痛みから解放されて、
再び人生を楽しめるようになることを期待しています。

さいとう整形外科リウマチ科
院長(未)斉藤 究

2010.11.01 | コメント(0)

斉藤院長 ブログを開設する

現在出張中の大阪から
初めての開業ブログをシタタメテおります。

さいとう整形外科リウマチ科
院長(未)の斉藤 究です。

院長(未)というのは来年5月の開業だから。

名前は「究」と書いて「きわむ」と読みます。
長年僕のところに通っていた患者さんからも、
時折思い出したように
「そういえば先生の名前はなんと読むんだね」
なんて聞かれてずっこけることもあります。

現在は名古屋医療センターで
週2日のリウマチ専門外来と毎週月曜日の新患外来、
そして毎週金曜日は救急外来で救急車の対応をしています。
また、手術としては骨折などの外傷治療のほか、
膝や股関節が変形した患者さんの痛みをとる
人工関節置換術にも尽力しています。

これまで目の前の仕事に集中していればよかった
勤務医の生活から、開業準備に着手してからは
あらゆる業種の方々と
毎日のように会議を行う日々となりました。

異業種の方とともにアイデアを練り上げながら
僕の望むクリニックの形を作り上げる作業は
新たな刺激の連続でもあります。

これから開業まで、
僕が得た経験や、考えたことなど
すこしづつご紹介してまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究

2010.10.31 | コメント(0)