院長ブログ

トリガーポイント注射 よくあるご質問

トリガーポイント注射についての説明と、よくある質問についてまとめました。

頭痛、肩こり、膝の痛み、腰痛など、慢性の痛みの原因として
固く、伸びなくなった筋肉は大きな要因となっています。

痛みの原因となっている筋肉は「コリ」を形成します。
つっぱり感を感じたり、動きの制限の原因となる場合もあります。
押さえると固くて、圧痛を生じます。
それがトリガーポイントです。

トリガーポイントを形成した筋肉は動きが悪くなるため、
他の筋肉にも負担がかかり、痛みの範囲が広がることがあります。
ひどい場合には全身の痛みを訴える方もいらっしゃいます。

トリガーポイント注射は、
痛くて縮んだまま伸びなくなった筋肉(筋肉がロックした状態)
に対する治療で、筋肉に局所麻酔を注入します。
注射はとても細い針で行いますが、痛みの感じ方には個人差があります。
注射は1か所に行う場合から、筋線維に沿って存在する圧痛点の数に応じて
全身に行う場合もあります。

注射後は回らなかった首が回るようになったり、
腕が上がるようになったり、腰が曲げられるようになったりと、
伸びなかった筋肉が伸びることによる効果が得られ、同時に痛みも軽快します。

効果には個人差があり、
急性発症の痛みでは速やかに除痛効果が得られる場合も多くみられます。
長い経過をたどった慢性の痛みでは、
複数回の注射と内服、リハビリ治療、自宅でのストレッチなどを組み合わせて、
こわばった筋肉を正常な状態に戻していくことが必要です。

副作用はほとんどありませんが、
注射による内出血がみられることがあるため、
注射当日の入浴は短時間にとどめたほうがよいでしょう。
内出血は数日間で消退します。
また、まれに注射後にしびれやだるさの症状が出る方がおられますが、
神経に局所麻酔が影響したためで、
局所麻酔の効果が切れれば数時間で症状は消失します。

トリガーポイント注射には健康保険が使えます。

2012.08.23 | コメント(96)

ワールドビジネスサテライトで肩こりの注射治療が

今日のWBS ワールドビジネスサテライトでは
「治る!最前線」として、「肩こり」が特集されていました。

その中では、全国で超音波の研修会をされている
秋田県の城東整形外科の皆川先生が紹介されていました。

皆川先生は、今年の日本整形外科学会でも超音波診断のセッションで
講演なさっていたご高名な先生です。

テレビで映っていたのは当院と同じ日立の超音波でしたが、
さらに、超音波エラストグラフィーという
超音波で筋肉の固さがわかる、というシステムを導入されていました。

もともとは乳がんなど、柔らかい組織の中の
固い組織を発見することに使われているものですが、
運動器領域への応用として、筋拘縮の発見に使っているんですね。

現在当院では、実際に患者さんの筋肉を触診しながら
肩こりの中のトリガーポイントを見つけ
そこに注射をする治療を行っていますが、

そこはさすが皆川先生。
超音波エラストグラフィーで固い筋肉を見つけて
注射を行っていました。

上を向くと首が痛い、
手がしびれる
などの症状は、通常整形外科では
頸椎のレントゲンを撮り、椎間板が悪いから、などと診断を受けることが
多いと思います。

また、腰が痛いと言えば、
腰椎のレントゲンを撮り、
変形しているから、とか、椎間板がすり減っているから、
などが痛みの原因として説明されることが多いでしょう。
そして痛みどめや湿布だけで整形外科の治療が終わってしまうことも
多々あると思います。

しかし、実際にはレントゲンの役割は
REDFLAGと呼ばれる
骨折、感染、悪性腫瘍などの
時間を待ってはいけない腰痛の原因を指摘するのには重要ですが、
痛みの原因としてレントゲン上の変形や椎間板の狭小化には
あまり関係がありません。

肩こりでは、ひどくなると頭痛や眼痛、手のしびれなども
起こってくることがありますが、
これは椎間板ヘルニアであることよりも
多くは筋肉の拘縮、コリから起こります。

そのため頭部から頚部、肩、背中などを丁寧に触診し
トリガーポイントを見つけ、
そこに注射をする。

すると長年の頭痛や肩こりが解消されていくことも
開業以来何人もの患者さんで経験しています。

同時に、肩こりを起こしやすい姿勢や
生活パターンの見直し、ストレッチの方法などもアドバイスさせていただいています。

超音波エラストグラフィーはまだ使用したことはありませんが、
触診だけでなく、目で見て凝りがわかるとしたら、
非常に面白い診断ツールですね。

でも、全身痛い人では診察時間がいくらあっても足りなくなりそう、、、、。

2012.06.30 | コメント(0)

「愛にあふれた人」の共通点

久保田利伸の「The BADDEST」を聴きながら
マーシーシャイモフさんの書いている
もっと「脳にいいこと」だけをやりなさい!
を読み始めました。

久保田利伸、
まだはやり始めのカラオケボックスで
友達とよく歌ってたのを思い出します。

さて、脳にいいこと。

「愛」には4段階あり、
・愛のない状態
・「自分がすべて」の間違った愛
・「条件」に左右されるふつうの愛
・条件も理由もなく、内面からあふれる「大きな愛」
があるそうです。

ハーバード大学医学部内科医のセルハブ博士によると
愛はエンドルフィン、オキシトシン、ドーパミン、バソプレシン、一酸化窒素などの
放出を促し、恐怖反応を止め、ポジティブな生理機能を作る
とのこと。

博士によると、
「愛にあふれた人」には、共通の性質があるそうです。
・この一瞬一瞬を大切に生きている
・心から人に話しかけ、人の話を聞く
・自分に対しても他人に対しても、思いやりを持ち、批判をしない
・充実感と満足感があり、ありのままの人生を愛することができる
・感情の流れのままに生き、体に流れるエネルギーが旺盛
・愛を与えるときも受けとるときも、同じようにいい気分
・すべての人間や自然に対し、一体感と連帯感を覚えている

僕のところへ長年にわたる慢性の痛みを抱えてやってくる方の中には
身体と心が、両方とも負の共鳴を生んで
悪い循環に入ってしまっている方が少なくありません。

痛みに対しては様々な内服薬やトリガーポイント注射、リハビリテーションを
駆使しながら、心が上向くきっかけを作ります。
医師、理学療法士、看護師、事務員、
すべてのスタッフが患者さんを励まし、勇気づけます。

そして痛みの減少とともに心が上向きに傾き始めると
どんどん自ら動き出す良い循環に入り、動ける喜びを感じ、
自浄作用のようにして改善していきます。

いつも「愛にあふれた」状態でいたいですね。

2012.06.13 | コメント(2)