横浜で日本シグマックス主催の
実践!運動器超音波の基礎を学ぶ
~傷害の診断フローを変える~
に参加してきました。
講師は気仙沼市立病院整形外科の高橋 周先生と
千葉労災病院の山口睦弘先生
超音波で筋、腱、靭帯、骨軟骨、神経、血管が
どのように見えるのかの基礎的知識から
肩、肘、膝、足関節それぞれに対し、エコープローブの当て方や
疾患に応じた診断の仕方を教えていただきました。
X線は整形外科診断の第一線で普及しており、
その日に手軽に撮影できますが、骨は写りますが軟部組織の診断には向きません。
軟部組織の診断にはMRIが用いられますが、
高額で予約待ちが長い、所有する施設が限られる、
閉所恐怖症やペースメーカーの方では撮影できない
などのデメリットもあります。
超音波は、外来に患者さんが受診したすぐその場でタイムリーに
軟部組織の損傷を筋・腱・靭帯の断裂や肥厚、
血腫や水腫の有無、血流や炎症の評価ができます。
しかも被爆などの影響もない。
超音波の画像精度が上がり、小型化が進んだおかげで
整形外科領域の外来診療でも超音波が活躍するようになってきています。
内科の先生が問診、診察のあと胸に聴診器を当てるように、
整形外科では超音波を当てる時代が来ています。
名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究