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肘周りの痛みと痺れ

肘周りの痛みと痺れ

肘の痛み

肘の痛みで最も多いものはテニス肘(上腕骨外側上顆炎)と滑液包炎です。
小児では肘内障も多く見られます。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

テニス肘と言われますが、ゴルフ、パソコン作業、家事動作などでも起こります。肘の外側が痛くなり、本人も意識していない日常生活動作で手関節背屈や指を伸ばして使うことが多い人に発生します。一般的にはステロイドを注射することも多いですが、即時効果はあるものの再発も多く、靭帯への悪影響が懸念され論文的にも推奨されません。当院では肘に負担をかける筋肉の凝りをほぐす治療で良好な成績を報告しています。

上腕骨外側上顆炎について

筋・筋膜性疼痛症候群

肘周囲の筋肉の凝りが起こす痛みです。
神経や血管を圧迫することにより血流低下や指の痺れを起こすこともあります。筋肉のハイドロリリースやリハビリで治療します。

滑液包炎

肘を着いていることが多い人に発症します。関節の外にある肘の滑液包が炎症を起こし、水が溜まるため肘にコブができたように膨らみます。肘を着かないように気をつけることと、大きく膨らんだものでは穿刺して液体を抜いたり、炎症が強い時にはステロイドを注射することもあります。

変形性関節症

骨折やリウマチなどの炎症により軟骨や骨が変形して肘の可動域制限や痛みを生じます。筋肉のバランスを整えることで痛みの軽減を図りますが、痛みや可動域制限の強いものでは手術が必要になります。

関節リウマチ

関節内の滑膜が炎症を起こす免疫の病気です。
採血と、超音波検査で滑膜の増殖や炎症を見つけて診断します。

関節リウマチについて

痛風・偽痛風

痛風は中年男性で多く、尿酸結晶が関節に貯まりら激痛の発作を起こします。赤く腫れ上がる強い炎症が特徴です。採血と超音波で診断します。
偽痛風は高齢者に多く、カルシウムの結晶が関節に貯まり強い炎症を起こします。通常2〜3日で発作は治りますが、関節内のステロイド注射も著効します。いずれも再発を防ぐためには栄養療法も行います。

野球肘

繰り返しの投球動作による靭帯損傷や剥離骨折、軟骨損傷(離断性骨軟骨炎)などが発生します。多くは10〜16歳頃に発症します。レントゲンや超音波で診断し、状態が悪い場合は専門医へ紹介しています。2020年以降の野球連盟のルールでは少年野球の投球回数は70球以内(小学4年性以下は40球以内)とされていますので、全力投球回数を守って野球肘を予防しましょう。

小児肘内障(ちゅうないしょう)

幼児から小学校1〜2年生に発生します。腕を引っ張ったり、捻ってから腕を動かさなくなったと来院されます。肘の輪状靱帯が関節内に亜脱臼して起こるため、脱臼の整復操作を行えばすぐに治ります。しかし親の見ていないところで発症した場合には外傷の可能性もあり、骨折が隠れている場合がありますので、レントゲン検査も必要となることがあります。当院では超音波で靭帯の亜脱臼を確認して、血腫も確認した上で、レントゲンの必要性を判断しています。

骨折・脱臼

肘頭骨折、橈骨頭骨折、上腕骨顆上骨折、外顆骨折など、肘周辺の骨折はレントゲンや超音波で診断します。それでもわかりづらい骨折もあり、その際にはMRIまで行って診断します。脱臼は整復しますが、不安定性が残る場合には手術が必要となります。

内側側副靱帯損傷

転倒して腕が捻られた時や、投球動作などの繰り返し負荷により発生します。靭帯の緩さが軽度であれば安静固定、重症例では手術が必要になります。野球、バトミントン、バレーボール、テニス、ゴルフなどでも発生します。

腕の痛み

筋・筋膜性疼痛症候群、神経痛、腫瘍などの他、肩こりや肩関節周囲炎でも腕に痛みを感じます。

肩関節周囲炎ヘルニアについて

腕・肘周りのしびれ

腕や手の痺れは頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症、胸郭出口症候群などの他、胸部や肘周りの筋肉による神経・血管の圧迫でも起こります。
凝り固まった筋肉が末梢神経を圧迫して痺れが発生する場合もあります、ハイドロリリースやリハビリで治療します。
神経鞘腫やガングリオンなどの腫瘍が神経を圧迫しても痺れ症状が発生します。

当院で行える治療・処置のご紹介

当院では、様々な症状に合わせた治療・処置が可能です。

触診とエコーによる
痛みや炎症の原因診断と治療

トリガーポイント注射
ハイドロリリース

外傷(骨折・脱臼・捻挫)の
診断整復、固定

腰椎・大腿骨骨密度測定機を用いた
骨粗鬆症の診断と治療効果判定

理学療法士による痛みの治療や姿勢指導
セルフケア指導、側弯症の運動療法

物理療法

電気治療、ウォーターベッド、メドマーなど

装具療法

コルセット、サポーター、インソールなど

各種専門医と連携して高次医療機関への
紹介も行なっています。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

慢性的な痛み
他院で改善しなかっ症状一度当院ご相談ください

痛みと痺れの原因を多角的に鑑別診断し
内服・注射・リハビリだけでなく栄養・生活習慣改善・姿勢改善・運動習慣改善など
様々なアプローチで改善に導きます。
どうぞお気軽にご相談ください。

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斉藤 究

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斉藤 究