臀部の痛みは腰や股関節、
臀部の筋肉や神経、仙腸関節だけでなく、
太ももやふくらはぎから
起こることもあります。
目次
こんなお悩みありませんか？
こんな症状があれば当院にご相談ください。
- 臀部が痛い、うずく、痺れる
- 座ると痛い
- 立ち上がると痛い
- 階段で痛い
- 長時間座ることができない
- 歩きづらい
- 股関節が開きづらい
上記のような症状がある場合、
以下のような疾患の可能性が考えられます
梨状筋症候群
臀部の深層にある梨状筋が坐骨神経を圧迫して臀部や太もも、ふくらはぎの痛みや痺れを生じます。
梨状筋の他にも坐骨神経に接する臀部外旋筋群により坐骨神経が圧迫されることで同様の坐骨神経痛が起こります。エコーを見ながら坐骨神経を丁寧に触診して、坐骨神経が圧迫されている場所を探してハイドロリリース注射やリハビリで治療します。
深臀部症候群(Deep Gluteal Syndrome)
梨状筋症候群もその一つです。坐骨神経以外にも殿部の硬くなった筋や筋膜が上殿神経、下殿神経、後大腿皮神経、陰部神経などが圧迫することにより、臀部、肛門周囲、下肢痛などの症状を呈します。症状から障害されている神経を推測し、圧迫部位を触診とエコーで探してハイドロリリースやリハビリを行うことで治療します。
仙腸関節症
仙腸関節に負担がかかることによる腰部から臀部、下肢にかけての痛みを生じます。仙腸関節自体に問題があることよりも、仙腸関節周囲の靭帯や筋肉、そして股関節が硬いことも仙腸関節に負担をかけることが多く、診察により原因を見つけて注射やリハビリで仙腸関節にかかる負担を軽減して治療します。
変形性股関節症
股関節の開きが悪くなったり、立ち上がり、歩き、階段などで痛みを生じます。レントゲンで股関節の変形を認めたり、CTを撮らないとわからない場合もあります。診断がつけばリハビリや鎮痛薬で治療しますが、変形が強い場合には人工関節手術が効果的です。
大腿骨頭壊死
大腿骨の骨頭が血流障害により脆くなり、痛みの原因となります。進行すると骨頭の変形が起こるためレントゲンで診断できますが、初期にはレントゲンでは診断できず、リハビリや注射の治療でも改善しない場合にはMRI検査を行い診断します。
体重をかけないように松葉杖を使って歩きます。
筋・筋膜性疼痛症候群
大臀筋は広範囲に臀部を覆う大きな筋肉です。大殿筋の様々な場所に起こるトリガーポイントは臀部痛の原因になります。中臀筋は腰痛や股関節周りの痛みの原因となります。小臀筋は股関節痛や下肢痛の原因となります。もも裏の筋肉は座り仕事や運転の長い人で硬くなり、坐骨周囲の痛みの原因になります。ふくらはぎの筋肉が硬くなると、足首や膝の動きが悪くなるだけでなく、臀部痛や腰痛の原因となります。
上殿皮神経障害
上臀皮神経は腰部から体表近くに出てきて、腸骨を乗り越えて臀部に走る神経です。圧迫や周囲組織と神経の癒着により神経障害が起こり痛みの原因となります。神経周囲や神経を圧迫している筋・筋膜を触診とエコーで見つけて、ハイドロリリースやリハビリでほぐして改善を図ります。重症例では手術が必要な場合もあります。
この記事の執筆者プロフィール
経歴
1999年
国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医
2001年
東京災害医療センター 救命救急レジデント
2002年
刈谷総合病院 整形外科
2006年
名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 / 名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医
2010年
Los Angeles Veterans Affairs hospital留学
2011年
さいとう整形外科リウマチ科を平和が丘に開院
主な著書
「あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床」など６著書（共著含む）
当院で行える治療・処置のご紹介
当院では、様々な症状に合わせた治療・処置が可能です。
外傷(骨折・脱臼・捻挫)の
診断整復、固定
装具療法
コルセット、サポーター、インソールなど
各種専門医と連携して高次医療機関への
紹介も行なっています。
最後まで読んでいただきありがとうございます！
慢性的な痛みや
他院で改善しなかった症状など一度当院へご相談ください
痛みと痺れの原因を多角的に鑑別診断し
内服・注射・リハビリだけでなく、栄養・生活習慣改善・姿勢改善・運動習慣改善など
様々なアプローチで改善に導きます。
どうぞお気軽にご相談ください。
さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤 究
さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤 究
