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教育をする意味

教育をする意味

今日は診療が終わったあとで
土曜日のナースセミナーに向けて
発表するナースの予行演習を行いました。

理学療法士、放射線技師、事務員と看護師
予行演習に残ったメンバーで
仲間の発表を聞き
より良い発表になるよう意見を出し合いました。

みんな看護師が普段どのように
リウマチの患者さんと関わり
笑顔で誉め言葉を加えながら
患者さんに自己注射を指導しているか
仲間の仕事ぶりを共有することができ
とても良い機会になりました。

そして、夕方からは名古屋医療センターで
今年入った新米研修医達に
プロフェッショナリズムというタイトルで
講義を行ってきました。

いかに自分に知識と技術があっても
その能力を活かせるのは
人に求められてこそ。

まずは医者である前に人間を磨き
人に求められる人間になること

なんて、大きな風呂敷を広げてきました。

夜は総合診療科の川尻先生と焼き鳥をつつきながら
毎年はいる研修医に情熱をもって
教育し続けることの意味について
思いを共有してきました。

眼科になる者も
耳鼻科になるものも
精神科になるものも
外科になるものも
内科になるものも

全ての医師が初期研修の2年間で
全科にわたる診断能力を磨き

専門の道に入ったあとも
目の前の患者さんの相談に対して
自分の専門ではないからと跳ね返すのではなく

自分の専門でなくとも
相談すべき科の先生を紹介するだけでも
患者さんは救われ
日本の医療は変わるんではないか

教育者としての僕たちの仕事は、
知識や技術を与えること以上に
人間を育てることであること。

そんな話をしてきました。

とても熱く、密度の濃い1日でした(*´∇`*)

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員

「教育をする意味」への2件のフィードバック

  1. この日は、ボランティアでパソコンを
    教えていらっしゃる方のお手伝いの日
    でした。2年通って居る、と言われる
    けれど、そんな操作必要ですか?と
    聞きたくなる事を教えてました。
    使う必要がない操作なので帰宅後
    復習をしないようです。
    そして、次回までには忘れています。
    その、連続のようです。
    何故?疑問の残る2時間でした。

  2. tibisyukeさん

    本当に大切なことは何度も繰り返し言い続けなければならないけれど、
    雑音にしかならない、教える方だけが満足するようなことは
    むしろ教えないほうがいいくらいのこともありますよね。

    伝えたいことと、聞きたいこと。
    それが合致するところを探しながら、
    教えることを楽しんでいます。

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