朝の勉強会の風景
さいとう整形外科リウマチ科では
週に2回 水曜日と土曜日の朝、始業前に30分間、理学療法士たちと朝の勉強会をしています。
一社の名古屋トリガーポイント鍼灸院の鍼灸師たちも一緒に学んでいます。
内容は多岐に渡り、正確な触診技術、超音波での身体の描出の仕方、外部勉強会で学んだことの共有、学会発表の練習、論文のシェアなどなど。
月に1回、院長の僕がプレゼンする時間には、理念やミッション、ビジョン、バリューなど、職員に大切にしてほしい考え方や、理学療法士としてあるべき姿についてもお話しています。
社会時として、人として、チームの一員としての「あり方」と、知識や技術といった「やり方」
もちろん知識と技術がないと患者さんは治せませんが、
もっと大切なのは、「あり方」。
「あり方」とは、明るく挨拶ができ、身なりを整え、コミュニケーション技術を磨き、患者さんや周りのスタッフに信頼を得られる人に育つことです。
物心ついたときに小学校で習うのは算数や国語など「やり方」が9割5分。「あり方」を伝える道徳の時間はたったの0割5分に過ぎません。
でも、実際に社会に出てみると本当に大切なのは、自分の所属する組織の方針を理解して、チームとして協力すること。心を込めて仕事をすること。人としての幅を広げて包容力のある治療者になること。短い時間でも患者さんと信頼関係を築けること。信頼の上で笑い合えること。
知識と技術以前にそのような「あり方」の方がとても大切です。
この日は開業以来当院のサポートに入ってくれているベテラン理学療法士の長谷川くんが、組織と集団、上司から部下、部下から上司への伝え方についてのテーマでディスカッションする機会を作ってくれています。
今日治せなかった患者さんを、明日は笑顔にできるように学び続ける理学療法士を育てること。
それが当院が社会に提供できる価値の一つです。
3月4月5月と新しい理学療法士が入職してくれました。
どんどん学んで、成長して、多くの人にその価値を届けられることを願っています。
これまで治らなかった痛みが、当院に来て治ったよ、と言ってもらえるために、またみんなで勉強を続けます。
465-0097
愛知県名古屋市名東区平和が丘1-10
さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤究