名古屋医療センター時代に
不定期ですが飲み会をして
自分達の思う医療のあり方について語り合う仲間がいました。
時には愚痴がでることもありましたが、
かならずそれを乗り越えるアイデアが三人で話しているうちに浮かびました。
僕が開業するときに、いつもの三人飲み会の最後に
居酒屋なのにメニューにない特製ケーキがでてきました。
思いもよらないサプライズに、本当に嬉しくなりました。
人は予想していたものを越えたサプライズがあった時に感動を生みます。
どうせ開業医なんてこんなものだ。
医院なんてこんなものだ。
そんなイメージを少しでも裏切りたい。
開業からの一週間、ほとんどが初めてお話する患者さんばかりで
大変長い待ち時間になっていました。
その間、僕が何か言う前から
スタッフが待合室の患者さんにお茶をお配りし、
皆さんからお祝いに頂いた生花を少しずつ新聞紙にくるんで
帰る患者さんにおすそわけしてくれました。
物が大切ではないのですが、
おもてなしの心を表現してくれたスタッフを誇らしく思います。
ある患者さんからお手紙をいただきました。
そこには長い待ち時間に、つい受付で嫌な顔を見せてしまったかもしれない。
でも帰りにお花を手渡ししてくれた心遣いに心を打たれたと
わざわざ筆をとって教えてくださいました。
お待ちいただいた時間を反省するとともに、
とても嬉しくなるお手紙でした。
スタッフみんなで共有した宝物です。
465-0097
名古屋市名東区平和が丘1丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤 究
Tel 052-776-3110
Fax 052-776-3112