二週目に入り少し新患さんの波が落ち着いてきました。
名古屋医療センターからのお付き合いの患者さんも来てくれて、
ストーリーの分かった患者さんとの阿吽の外来は
多くはしゃべらなくてもお互い安心して診療が進みます。
さて今日は、白い巨塔や救命病棟24時などで活躍した俳優、
清水章吾さんとお話をする機会がありました。
なかなか俳優さんという職業の方とお話する機会もないかと思い、
話に乗ってみました。
昼過ぎ、スーツの胸にスカーフを入れた渋い清水さんがおいでになり、
まず医院処置室の日本庭園や二階ラウンジに
とても癒しを感じていただけたようです。
その後リウマチ診療への思いや、
リウマチ診療を通して患者さんから学ばせて頂いたことなどをお話しました。
清水さんも自身の医療経験を交えてとても気さくにお話いただき、
しまいにはJAZZがお好きとの話に広がり、
僕のDJイベントで配布したJAZZのCDもお土産にお渡ししてしまいました(^w^)
俳優さんという仕事柄、病気でかかった医者といえども
プライベートなことをお話するのにはとても気を使うとのお話に、
ますます患者さんへの配慮の大切さを思い返しました。
その後名古屋医療センターからは、総合診療科の川尻先生、脇坂先生、
そして五年間病院の研修医教育をともに作り上げた
卒後教育研修センターの深田さんが足を運んでくれました。
開業のお祝いに、僕が医者になるきっかけとなった
手塚治虫先生のブラック・ジャックを全巻揃えてプレゼントしてくれました。
(*^o^*)
二階のラウンジに置かせていただきますね!
そして夜は再び亀井内科の亀井先生ご夫妻に食事のお誘いをいただきました。
整形外科医で西伊豆病院の院長でもあり、総合診療医としても名高い
仲田和正先生もいらしており、一年ぶりにお会いしました。
震災のこと、診療のこと、痛みのことなど話は多岐にわたりましたが、
仲田先生のおっしゃったお話に
患者さんの痛みは、その痛みを経験したことのない他人には分かりません。
医者として「あなたの痛いのはわかります」という言葉よりも
「今日は痛そうですね」「おつらいでしょうね」という「共感」の姿勢が
患者さんの気持ちには自然に受け入れられる
とおっしゃいました。
僕は多くのリウマチ患者さんを見て、
痛みの程度や症状の辛さを比較はできるのですが、
僕自身がリウマチになったわけではないので、リウマチという病気の本当の痛みを理解することはできません。
リウマチ医として関節破壊を抑制し、普通の生活に戻るお手伝いをしていますが、
本当に痛みや辛さを分かち合えるのは
リウマチの患者さん同士なんだと思います。
そのため僕の医院には、二階にカフェラウンジのようなスペースをつくりました。
人と人がつながる場所として、
リウマチの患者さん同士がお友達になるきっかけになれば
そんな嬉しいことはありません。
今日は様々な人とお話をして、とても充実した一日でした(*^o^*)
465-0097
名古屋市名東区平和が丘1丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤 究
Tel 052-776-3110
Fax 052-776-3112
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