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ありがとう君

ありがとう君

仕事がオールマイティにこなせれば素晴らしいですが、
みんな得意なところ、不得意なところがあります。

僕も医者になってから、
それどころか、生まれてこのかた
苦手なものは苦手だし
得意なところは得意です。

苦手な壁をどれだけ壊すか、
もちろん頑張りますが、かなりの頑張りが必要だったりします。

同時に自分のよいところを伸ばして

みんなの役に立てるように勝負するほうが喜ばれたりもします。

経営者として考えてきたのは
スタッフができていないところを叱るより
スタッフ一人一人のよいところを発揮してもらい
苦手なところはみんなでカバーし合う。
そんなチームを目指してきました。

厳しさを出すよりも、
ありがとう、ありがとうで3年間がんばってきました。

今日は、メルマガ「魂が震える話」からこんなお話をご紹介。

****************

【ありがとう君】№1729

小林正観さんの心に響く言葉より…

「ありがとう」を言い続けていると、うれしくて楽しいことが起こるようになるらしい。

私はそう言い続けてきました。

その実例をいくつか、ご紹介しましょう。

ある若者が、仕事を辞めたいと思っていました。

けれども、辞めたからといって、どうするあてもない。

イヤイヤ会社に行きながら、ある女性に相談したのです。

その女性は私の講演を聞きにきている女性だったので、こう助言したそうです。

「会社はいつでも辞められる。とりあえず辞めるのを三ヵ月先に延ばして、その三ヵ月間、『ありがとう』を言い続けてごらんなさい」

すると、その若者は本当に辞めるのを先延ばしにして、毎日、毎日「ありがとう」を言い始めたのです。

とても素直な人だった。

あるいはすごい実証精神の持主だったのかもしれません。

ところが、三ヵ月も経たないうちに、実際には一ヶ月のうちに、その彼は営業成績ナンバーワンになってしまったというのです。

こうなったらもう、辞める気にはなれません。

お得意先から「ありがとう君」と呼ばれながら、今も楽しく仕事をしているそうです。

「そんなの、嘘だろう」

と思う人は、「嘘だ、嘘だ」と言いながら、試してみようとはしません。

だから実証例はどんどん集まってくるけれど、反証例はなかなか集まらない。

「毎日、毎日、『ありがとう』を言い続けていたら、こんなに悪いことばかりが起こった。どうしてくれる!」

と怒られたことは、今のところありません。

できない理由を次々に挙げ連ねる人はたくさんいますが、「悪くなった」と言ってくる人は一人もいないのです。

『楽しく上手にお金とつきあう』大和書房

何かを始めようとすると、できない理由を次々に挙げ連ねる人がいる。

いかにも理路整然とした皆のためを思った反論のようだが、本心は自分が面倒で、やりたくないから、だったりする。

何かを始めようとしている人に向かって、ニッコリ笑って、できる理由を次々に挙げる人がいたとしたらどうだろう。

どんなにか、元気づけられ、周囲も明るくなることだろう。

否定はまわりを暗くし、肯定は明るくする。

「ありがとう」は究極の肯定の言葉。

相手の存在を肯定する言葉であり、自分も相手も笑顔になる言葉。

苦虫をかみつぶした顔で、「ありがとう」と言える人はいない。

お得意先から「ありがとう君」と呼ばれる人…

「ありがとう」を言い続ければ、うれしくて楽しいことが起こる。

いいことは、素直に始める人でありたい。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員