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胸郭出口症候群|指・腕の痛みのご相談

胸郭出口症候群|指・腕の痛みのご相談

胸郭出口症候群の診療

今日来院された患者さんです。
30代の女性で
数年前からの指の痛み、
腕を挙げたときの痛み、しびれを
訴えられます。

4年ほど前から悩まれており、
時に腕を切ってしまいたいくらいの
痛みがあった様です。

様々な画像検査、神経電動速度なども
行っており、
胸郭出口症候群の診断のため
手術まで薦められていたそうです。

動脈拍動は右上肢を下ろしていても
挙上しても消失することはありません。
胸郭出口症候群で悪さをする斜角筋も
特に圧痛は認めません。

以前行った血圧の検査では、
両手を挙上すると若干血圧が落ちることを
指摘されていたそうですが、
右も左も同じく血圧が少し下がる程度です。
でも症状は右だけです。

よくよくお話を突き詰めてうかがうと
お仕事で行っている繰り返し動作で酷使する部分が
トリガーポイント罹患筋に一致しました。

そこで、手のひら、前腕と肩の罹患部位に
トリガーポイント注射を行ったところ
速やかに症状が改善しました。

指の痺れは改善し、
肩をあげてばんざいしても
だるさや痛みが軽くなっています。

これまで彼女が
腕を切り落としたいとさえ思った症状は
肩から手のひらに至るトリガーポイントが
かなりの部分悪さをしていたのです。

まだ今日が初診のため、
今後の経過をみながら治療は行いますが
四年間の歳月は
しっかりと問診し、診察することで
1時間もせず改善したのでした。

今日も仕事が楽しい一日でした(^o^)

胸郭出口症候群でお困りの方まずはお気軽にご相談ください

▼▼胸郭出口症候群についての詳しい治療方針はこちら▼▼

胸郭出口症候群

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員

「胸郭出口症候群|指・腕の痛みのご相談」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。

    昨日はお世話になりました。
    一晩寝て、今朝になったら、また少し痛みがでてきました
    が、鎮痛剤飲んだら効果がでてきました。
    というよりも、今までも効果があったかもしれませんが
    MPSによる痛みが強かったので、わからなかったかも
    しれないですね。

    ところで、このブログの患者さん、4年間も、痛みで
    悩まされて可哀想でしたね。
    今までの、4年間返してほしいくらいだと思いますよ。

    でも、痛みも回復されてよかったですよ。

    まだまだ、日本の痛み治療、遅れてますね。

  2. 大竹さん

    まだ治療をはじめたところなので、今後どこまでMPSで治療可能かは、治療を重ねていくうちにだんだんわかってくると思います。

    トリガーポイントは画像には写りませんので、その評価を知っているかいないかで取れる痛みが大幅に変わります。

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