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南山中学で姿勢と筋肉のお話

南山中学で姿勢と筋肉のお話

昨日は南山中学男子部にて、姿勢と筋肉のお話をしてきました。
いつも一緒に勉強している、塩釜鍼灸治療院の鳥居先生との共同企画です。

というのも、僕のクリニックにも、鳥居先生の治療院にも、大人はもちろん、子供の肩こりや腰痛、下肢の痛みがとても多いためです。

自分が子供の時は、怪我はするけど慢性的に痛いところなどなかったし、友達もそんなことを言う奴もあまりいませんでした。

でも、今回中学2年生200人に挙手でアンケートをとると、肩こりは30〜50人。腰痛にいたっては半分くらいの子供が手を挙げていました。

僕のクリニックに痛みで来る子供達の中には、筋肉がカチカチで、疲れ切った大人のようになってしまっている子供がたくさんいます。

しっかりとストレッチとマッサージをすることを指導して、リハビリを行うのですが、スポーツの習い事も休む暇なく頑張っている子も多く、明らかに筋肉にとって過負荷になってしまっています。

中には腰の疲労骨折を起こしたり、オスグッドになって膝に炎症を起こしてしまう子供もいます。

そのため、共通の危機意識を持った鳥居先生と僕で、学校で子供たちにお話をしようと動き出した第一回目でした。

僕はよい姿勢をとることで、筋肉の余計な力を抜いて脱力することの大切さ。筋肉は使いすぎても使わなさすぎても良くないこと。そのストレッチの方法。などにつき言葉を噛み砕いてお話しました。

鳥居先生からは、日常あぐらをかいたり、肘を立てて寝転んで本を読む姿勢が股関節、腰、肩にどれだけ負担をかけているか、そして、歩かないことがどれだけ回復を遅らせてしまうか、についてお話がありました。

本当はご両親やコーチとともに聞いてもらえるとよいと思います。

講演の依頼があれば、喜んでお伺いします。
ご連絡お待ちしています。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員