今日は 若い世代向けのリウマチの会
club four leaves のバーベキュー懇親会にお呼ばれしてきました。
club four leavesの皆さんとのお付き合いは、開業前からなので7年ほどになりますか。
まだリウマチ患者さんたちが、妊娠・出産することに反対の先生もいた時代です。
ちょうどその頃、生物学的製剤のエンブレル単体で使用しながら妊娠することが、安全にできるのではないか、と議論され始めた時期でした。
そんな時期を経て、今ではリウマチの妊娠といえばエンブレル、という時代になり、バーベキューでは大きくなったエンブレルベビーたちが元気に遊んでいました。
(エンブレルベビー : エンブレルを使って妊娠出産したお子さんたちを、リウマチ患者さんや医師はそう呼ぶことがあります。)
そんなバーベキュー懇親会では、炭火焼のお肉と野菜をお腹いっぱいいただいた後で、焼きマシュマロとチョコレートをリッツクラッカーに挟んで食べたらなんとおーいしーこと!
これはクセになりますね。
焼きパイナップルのシナモンがけや、焼きバナナも登場して、楽しくいただきました。
その後、リウマチさんや旦那さんの青空診察室が始まりました。
捻挫して1ヶ月するけど痛みが続いているリウマチさんのふくらはぎのコリをほぐして足首の痛みをとったり、つま先の痛みが治らないお父さんの足裏をほぐして爪先立ちができるようにしたりと、少しは筋肉を知るお医者さんとして役に立てたかな。
リウマチ患者さんは、身体の痛みは全部リウマチによるものかと思ってしまったり、リウマチなら仕方がないかと我慢していたりしがちです。
リウマチ患者さんの痛みが関節の炎症によるものかどうかは、超音波を当てればわかります。
その上で、炎症ではないとすれば、安心してリウマチ以外の痛みを探せば良いのです。
とくに、筋肉のコリが生む痛みはなかなか理解されないため、筋肉を理解してほぐすことが必要です。
ただ痛み止めを増やすのではなく、ちゃんと診断して、筋肉をほぐせば筋肉の痛みは取れていきます。
リウマチさんは関節の動きが悪くなっていることもあるので、余計に筋肉がコリやすいんです。
今度のリウマチ学会では、そんなことを発表してこようと思います。