5/10でさいとう整形外科は9歳の誕生日を迎えました。
僕が37歳で開業して、46歳。
9周年です。
開業したときには小松の加茂先生の見学をさせていただいて、トリガーポイント治療を本を読みながら学んでいきました。
そこから殆どの土日はリウマチやトリガーポイント、ハイドロリリース勉強に費やしてきました。
最初は20人ほどだった関節リウマチの患者さんも、今では450人が通院されています。
名古屋医療センター勤務時代からのお付き合いの患者さんとお会いすると、かえって僕の方がホッとしたりしています。
今はコロナな世の中なので、いつもより患者さんの足が途切れることもちらほら。
そんな時は、良い機会だと新しく仲間に加わった看護師さんたちに、リウマチ治療の考え方のレクチャーを行ったりしています。
また、これまで皆さんを徒手療法で治してくれた理学療法士に加えて、僕の診療サポートとしての柔道整復師も2人仲間に加わりました。
彼らには、患者さんの問診や病状把握を僕の診察前に行ってもらい、診療待ち時間の短縮に貢献してもらっています。
また、テーピングやギプスを巻くことは彼らの大得意。
その間に僕も患者さんの診療を進められるため、診療の効率化が図れています。
トリガーポイント治療、ハイドロリリース治療は、触診と超音波を駆使して患者さんの痛い場所を絞り込み、炎症の有無を見分けて、注射による治療を行なっています。
開業時から始めたトリガーポイント/ハイドロリリース治療ですが、9年もやっていると様々な知見と経験が貯まって来るものです。
コロナがもたらした恩恵の一つとして、オンライン会議で全国の先生と気軽に繋がれるようになったことがありますが、頻繁に全国のエコーエキスパートの先生たちとディスカッションをして、リアルでの勉強会が全て中止になっている今でも知識と技術に磨きをかけています。
その中でも、僕が9年間で培ってきた経験を全国の皆さんに講演してシェアしたりもしています。
グループの鍼灸院やリラクゼーションにも新しい仲間が増え、みんなでオンラインを活用して、目の前の患者さんの痛みや疲れを癒すために日々勉強を続けています。
皆さんコロナ自粛やリモートワークのために歩くこと自体が減って、座ってばかりいませんか?
ここ最近増えてきているのは、骨粗しょう症のお薬を飲んでいるのに、大腿骨の骨密度が下がる人です。
座っているので腰には重力がかかっていますが、股関節大腿骨には体重がかかりません。
そのため、大腿骨の骨が弱くなる人が本当にたくさんいます。
また、若い人でも座ってばかりいることや、スマホやパソコンばかりしていることで、太もも、ふくらはぎ、腰、肩こり、首こり、頭痛、眼精疲労の人たちも増えている印象です。
コロナのため、皆さん受診を控えているのか、症状がひどくなってから来院される方が多いように思います。
すると、治療も大変で、痛みが取れるまでも時間がかかったりします。
やはりリウマチも痛みも手当てが早いに越したことはありません。
患者さん、医療者共にマスクをしていれば、感染リスクは低いとの日本環境感染学会からの基準も出ています。
過度にコロナを恐れすぎることなく、痛みは早く止めておいた方が良いですね。
コロナな世の中からの9周年スタート。
コロナが引き起こした負の側面は多々ありますが、コロナがもたらしてくれたポジティブな側面もあります。
全国の先生と勉強がしやすかったり、自粛生活の中でも犬の散歩が今まで以上に楽しくなったり。
普通の散歩がありがたいと思うようにもなりました。
失って初めてわかることも多々あります。
健康もそう。
筋肉や骨もそう。
座ってばかりいることで筋肉はどんどん痩せていきますよ。
さあ!立って体を動かしましょう。
そして、筋肉に血液を流しましょう。
筋肉は動かすことで血が流れて酸素が供給されて元気を取り戻します。
自分で動いて、それでも体が重かったり痛かったりするなら、早めに相談してくださいね。
今も皆さんの痛みを治すべく、コロナでも休まず腕を磨き続けています。
10周年に向けて止まることなく、46歳も走り続けます!