今日も午後から打ち合わせ
雪で車は危ないかと心配しましたが、そこまでは積もらなかったようで。
美術さんから、入り口に立てる診療案内板や定礎板の素材などに関して
提案をいただきました。
これまで何気無く見ていた「定礎」の石板。
なにかの建築上の取り決めで必要なものと思っていましたが、
なんと記念碑のようなものだったそうです。
しかも、石板の奥には箱を入れ、建物の設計図面や当時の新聞などをしまって、
タイムカプセルの役割を果たすこともあるとか。
もともとは木造の柱を立てる礎として、地面に埋める石のことを礎石といって
建築の最初に定礎式をやっていたそうです。
現在では建築の中盤や最後に設置する、
いわゆる「SINCE~」といった竣工の日時を表す記念碑になっており、
設計士さんは建物を見るときに、どのくらいの経年変化があるか推し量るため
竣工年を示すこの定礎板を探すそうです。
しかも「定礎」の文字を使わなくても
形も文字も表現自体がまったく自由でいいそうです。
「定礎」で検索してネットをみると、焼き物アートを埋め込んだり、
竣工年の数字の金属をそのまま埋め込んだりと面白いものがあります。
僕のところはこれから考えますが、
これだけ毎日のように顔を合わせて、この丁寧な仕事をしていただいた
設計士さんと現場監督さんの名前を定礎板に残そうかと考えています。
名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究