先日、くすりの卸会社 メディセオの名古屋ALCを見学してきました。
メディセオは当院が開業時からお世話になっている卸会社さんですが、
清洲に新しく竣工したALC(エリア・ロジスティック・センター)は
災害にも対応する東海エリアの一大物流拠点として作られたものです。
小学生の頃を思い出しながら、うきうきして社会見学に出かけたのですが、
薬剤をメーカーさんから受け取り、各医療機関が必要とする分を小分けにして
パッケージングしていく卸会社としての機能を学んできました。
人はミスをするものですが、
そのヒューマンエラーを最小限に抑えるfail safe(フェイルセーフ)システムづくりや
作業効率を極限まで高めたラインづくり。
メディセオ名古屋ALCができたことで大きな雇用が生まれ、
清洲市から表彰を受けたそうですが、
その多くのパートさん達が見慣れないお薬を間違いなくラインに乗せるために
お薬の棚別番号表示とバーコード管理や
お薬を入れるべきパッケージが注文に応じて自動で光るという
視認性の向上、
お薬を人が手に取るときには、指さし確認の徹底など
個人の能力に左右されず、無理、無駄を徹底的に省いたシステムに
とても感心しました。
そして何よりすごいと思ったのは
社員さんだけでなく、すべてのパートさんまでが
お客さんである僕たちとすれ違うたびに、
作業をする手を止めてこちらに体の正面を向け
「いらっしゃいませ」
とこころよくご挨拶いただいたことです。
おかげで僕も頭を下げっぱなしでしたが、
このような社員教育が行き届いた会社は
きっと伸びていくだろうなあと思いました。
大人になってからの社会見学は、とても実りある一日でした。