今日は東海北陸厚生局が行う
新規個別指導
というものを受けに、午前診と午後診の合間に
愛知県医師会館に足を運びました。
皆さんは社会保険や国民保健といった保険に加入しているため
医療機関に受診した際の医療費が
1割や3割の窓口負担で済みます。
残りの7割~9割の費用は、それぞれの保険機関から医療機関に
保険審査を経て、2か月遅れで振り込まれるのです。
医療機関は、実質、提供したサービスに対しての料金のほとんどを
2か月遅れで受け取ることになるわけです。
しかも、保険診療にはさまざまな請求上のルールがあります。
そのため、適切にルールにのっとって請求するために
医療事務というお仕事があります。
自分の行った医療行為について、保険のルール上の請求方法を知らなければ
医療というサービスを提供しても、その分のお金がもらえないことになります。
そして、今回行われた新規個別指導というのは
開業から1年程度で全員の開業医が受けるものですが、
この保険請求に対して、カルテや資料を正しく記録してあるか、
請求方法は間違っていないか、のチェックが行われます。
「指導」というだけに、最初は緊張しながら受けましたが、
穏やかな審査の先生から、むしろ正しい請求の方法を教えていただく、
といった場で、
これまで自分の行ってきた診療・請求内容に
大きな間違いはなかったことがわかり安心しました。
医院開業にはさまざまなルールがありますが、
特にそれについて誰から教われるわけでもなく、
勤務医として忙しく働きながら
開業の準備をするのはとても大変です。
大学にいると、アルバイトで開業医さんのところへ行くこともあるのですが、
市中病院ではなかなかアルバイトで開業経験を積むこともできなかったため
わからないことだらけの開業でした。
ともあれ、
新規個別指導も終わり、
大きな注意をいただくこともなく
ホッと胸をなでおろした一日でした。
NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」で開業についてのシーンが始まりました。
ドラマではほんの一部分しか触れないですが、
見ている方としては、業務の傍ら大変そうだなぁ・・・
と感じます。
ドラマの中で「医者はそこにいるだけでいい」というセリフがありました。(もちろん何もしないわけではなく:笑)
何かあったときにすぐに相談できる先生がいるということはとても心強いですね。
マネージャーさん
医者はそこにいるだけでいい、ですか。
いい言葉ですね!
そうありたいものです。
私は、以前、調剤薬局の管理薬剤師をしていたことがあり、開局1年位たった時に、愛知県薬剤師会館へ新規個別指導を受けに行きました。
その時の事を、思い出しました。
薬局の開局と、医院の開業とでは、わけが違うので、
私が知る苦労以上のご苦労をされていらっしゃると思います。
本当に本当に大変だったと思います。
私は、体調を崩して、管理薬剤師は辞めて、今はパート勤務薬剤師として、働いています。
先生は、体調を崩されません様に・・・。
Megumiさん
コメントありがとうございます。
薬局でもあるんですね~!(当たり前か^^;)
自分のお店を持つことはやりがいも大変さもうれしさも苦しさも
ぜーんぶ請け負うってことですものね。
その分、前に進み甲斐があるってものです。
体調崩したら、しっかり休んでまた頑張りますv(^^)v