今日はまた東京にきています。
世界で最初にリウマチに使用された
生物学的製剤レミケードの講演会です。
2003年7月に日本でリウマチに対する効能が認められ
それから9年。
生物学的製剤が使用されたリウマチ患者さんを
一人目から5000人目に至るまで
全ての患者さんで施行された全例調査。
田辺三菱の社員と、リウマチを扱う医師が
時間をかけて積み上げたデータベースが
結核大国日本における結核予防薬投与の必要性や
生物学的製剤の安全性、
その効果のポテンシャルを明らかにしました。
現在、より安全に、より多くの患者さんで
リウマチ活動性の寛解が得られるようになったのは
この全例調査で積み上げられた経験が共有されたからに
他なりません。
そして、レミケードが歩んだ10年を振り返ることは
その他の生物学的製剤がこれから歩む未来を
垣間見ることにもなります。
今日の会では
全国から1000人を越すリウマチドクターが参加しました。
この関心の高さも
先駆者としてのレミケードのなせる業績の1つでしょう。
これからの10年にも、
リウマチ医療のすごい進歩が予見される講演会でした。