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メッセンジャー

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だんだんと冷え込みが厳しくなりましたね。

こたつから出てベッドに行くまでの距離が
いつになく遠く感じてしまいます。

さて、今日はメルマガ「魂が震える話」から
こんなお話が届きました。

去り行く患者さんと、
残される家族の架け橋となり得る
医療に携わる一員として、
心の引き出しにとっておきたいお話です。

以下引用です。

ーーーーーーーーーーーーーー[無表情のわけ]検査で喉頭がんと診断された年配の男性がいました。しかし、彼は医師からの手術の説明にはまったく耳を傾けないで「最後まで手術をしないで戦う」と言って、手術の治療を拒みました。新聞記者だった彼にとって、声を失う手術を受けると取材ができなくなるからでした。しばらく、入院した彼はその後、手術をしないで自宅で療養することになりました。しばらくして、彼が再び、入院することになりました。病状が悪化してしまったので、手術をする必要があったからです。痩せて、水さえも飲むことができなくなって、苦しそうに呼吸をしていた彼の姿を見て、看護師さんは「こんな状態になるまで自宅で過ごしていたのか…」と彼の意思の強さに驚きました。気管切開の手術を受けることになった彼は、看護師さんに「負けました。病に負けました」と一言だけ話をしました。気管切開の手術を受けると声をだせなくなるので、これが彼の最後の言葉でした。彼は若い頃から熱血新聞記者としえ仕事一筋で生きてきました。全てを仕事にかけるような人生でした。そのために、息子さんや家のことは全て奥さんに任せっきりだったようです。以前に入院した時に看護師さんに「取材、取材でいつも飛んで歩いているから、女房には苦労をかけた。定年になって仕事を退いたら、取材旅行ではなくて、夫婦水入らずで温泉旅行に行きたい。女房に楽をさせることがこれからの私の生きがい。これからは女房との時間を大切にしたい」と話していたそうです。やがて、彼はガンの進行のために首から下の神経麻痺が起こり、手足が動かなくなりました。彼の奥さんが時間のある限り、彼に付き添っていましたが、彼の顔からは笑顔が無くなって、無表情になり、一点をみつめたまま、誰の言葉にも反応しなくなりました。奥さんに「主人が最近、全然、話を聞かなくなり、笑わなくなりました。何を話しても無反応で夫が何を考えているか分かりません。どうかなってしまったんですか?」と相談された看護師さんは「これからは女房との時間を大切にしたい」と彼が言っていたのを思い出して彼のこの気持を声が出せない彼の代わりに伝えてあげようと考えました。そして、奥さんがお見舞いに来た時に、彼が奥さんと一緒に温泉に行きたがっていたことや、本当に奥さんに感謝しているという彼の想いを伝えてあげました。ふと、黙って聞いていた奥さんが彼の方を見ると、彼の口が歪んで鼻水と涙で顔中がぐちゃぐちゃになっていました。奥さんは泣いている彼の涙をゆっくりと拭いてあげると「私は今が一番、幸せよ1日中どこにも行かないあなたのそばにずっと一緒にいられることが今まであった?こんなに一緒にいられる時間持てて、私は今が一番、幸せ。迷惑とも苦労しているとも、ちっとも思わない」と泣きながら、震える声で彼に話しかけました。その後の男性はこれまで見たこともないような穏やかで優しい顔つきになりました。その1週間後、彼は奥さんに見守られながら静かに亡くなりました。看護師さんは「私もこの夫婦のようになりたいと思って、この時に彼の奥さんが自宅の庭から摘んで来たバラをいただいて私の家の庭に植えたんです。毎年、咲いてくれる花を眺めながら、伝えなければ伝わらない想いがあることを忘れないようにしています」と話してくれました。病気になってからでは伝えられないこともあります。身近な人に、自分の感謝の気持ちを忘れずに伝えることが大切です。_______[悔いのない生き方に気づく24の物語]中山和義 著(フォレスト出版)よりーーーーーーー「魂が震える話」より00526431s@merumo.ne.jp(空メール送信で登録♪)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員