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RAと痛み RA疼痛治療懇話会

RAと痛み RA疼痛治療懇話会

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今日はリウマチの痛みを考える、という
RA疼痛治療懇話会で
講演の機会をいただきました。

名古屋大学関連のリウマチの先生の勉強会なので
普段よく顔を合わせる先生たちの前でのお話しの機会でしたが、
みんなリウマチのエキスパートばかりなので少々気負います。

ともあれ、この2年間開業してから、
リウマチの超音波診断を行いながら感じた
自分が考えているリウマチの治療と痛みのマネジメントについて
まとめて発表しました。

また、東京女子医科大学 整形外科からは 
猪狩勝則先生が「RA患者の疼痛管理」というご発表をされ
現在の痛み治療についてのエビデンスをたくさんお示しになりました。

MTX+生物学的製剤の使用で、
これまで関節が壊れるのを待つしかなかったリウマチという病気は
ちゃんと治療をしていれば関節が壊れることを防げるようになってきて
寛解を達成する人のほうが多くなってきました。

一方それだけリウマチの治療が進むと
今度はよりよく日常生活をすごし、
痛みの全くない状態まで治療することが求められる時代となり、
メンタルケア、疼痛管理のニーズが高まっていると言えます。

先日のヒュミラの5周年の会でも言われたように
欠勤しなくなった。から、
出勤し続けられる状態。
さらには、仕事の能率を落とさないほどリウマチを深くコントロールすることが
求められています。

リウマチだから痛いのは仕方がない、とあきらめず
思う存分仕事や家事、スポーツを楽しんでも
関節の腫れや痛みが出現しない状態。
それだけ深い寛解を求めてもよい時代になったのです。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員