今日は嬉しいことがありました。
午後の診療時間に来院した患者さん。
中学生ですが、
2ヶ月前から腰から足までが痛くなり
近くの整形外科に受診してMRIまでやっても
椎間板ヘルニア、坐骨神経痛と言われたものの
痛みはとれず
大好きなダンスも2ヶ月間できていないとのこと。
それどころか、痛みで歩くのもままならず
寝返りでも痛いとのこと。
痛み止めはまだ中学生ですが、
ボルタレンが出されていました。
診察室に入ってきた時には、
痛みが出ないか恐る恐る椅子に腰掛けていましたが、
診察してみると右の臀部から腰骨にかけて
中臀筋、小臀筋のあたりを痛がっていました。
右足は痛みで体重が乗せられない様子でした。
うつ伏せで診察すると、
やはり同じ場所に圧痛を訴えます。
2ヶ月も痛みに耐えていたので
中学生でしたが、トリガーポイント注射をお勧めしたところ
やってみると言ってくれたので
右だけでなく、圧痛の見られた左中臀筋にも
注射しました。
再度立ってもらうと、
右足に体重が乗せられて、
片足立ちができるようになりました。
もう一度痛みの残っている場所を聞き
それら数カ所に注射を行いました。
すると、足に力が入る、とのこと。
片足立ちもさっきよりも安定しています。
いつもダンスはどんな音楽で踊るの?
と聴くと、
70年代のディスコ(O_o)とのことなので
(かっこいいじゃないか!)
僕のiPhoneを取り出し
ダンスミュージックを診察室で流してしまいました♪(v^_^)v
ちょっと踊ってごらん
というと、
体を確かめるように少しづつ動かしてくれました。
踊れる!
だんだんと全身をつかって
体を動かしてくれた彼女は
二ヶ月ぶりにダンスをしていました。
僕も医者冥利につきる瞬間です。
坐骨神経痛や、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などと診断された
腰、臀部から足までの痛みは
診断名に関係なく
筋肉に原因のあることがよくあります。
いつまでも強い痛み止めを飲んだり
ましてや手術で身体を切る前に
一度はトリガーポイント注射を試してみることをお勧めします。