今日は毎年恒例の
名古屋市消防学校での講義でした。
交通事故などで骨折や内蔵の損傷が起こる。
出血は時間をまたずして身体から血液を奪っていく。
千差万別の事故現場から患者さんを助け出し
病院まで命をつなぐ救急救命士の役割と
怪我をした患者さんの体の中で起こっていることを
どうやって理解してどう処置するのか。
そんなお話をしてきました。
二時限目は講義を元にした実習。
チームに分かれて
患者さん役の学生には意識障害の模擬患者さんをやってもらい
救急隊チームで初期評価に当たってもらいました。
ここにいるみんなが、
近い将来に名古屋の救急車に乗って
実際に怪我をした人や
病気になった人たちのもとに
駆けつけることになります。
今日の講義が、救命士さんを通して
少しでも市民を助けることにつながれば
こんなに嬉しいことはありません。
教育することの見えない喜びです。