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学校

学校

山田洋次監督の「学校」を見ました。

何かの理由で昼間の学校に通えなかった、
卒業できなかった人たちが
学びたいという真摯な気持ちをもって集まった
夜間中学のお話。

学校の門にかけられた看板には
「夜間中学があります。
 だれでも いつでも 入学できます。
 費用はほとんどかかりません。」
と書かれ、
漢字には読み仮名がふられています。

  
先生役には西田敏行と竹下景子。

夜間中学のクラスの中には、
競馬と酒に明け暮れ
50歳を超えてから夜間中学に入った
田中邦衛扮するイノさんがいました。

先生である竹下景子に恋をしたイノさん。
やっと覚えた字を書いて、竹下景子に手紙を書きます。
「結婚してください」

しかし、在日コリアンのクラスメートである
キムさんが経営する焼肉屋さんで、
結婚はできない、とのことを西田敏行から伝え聞きます。

酒に酔ったイノさんは西田敏行に、
俺のことを笑いものにして!と絡みます。
「生徒のくせに生意気だって言ってんのか。」

「そんなこと言ってんじゃないよ。
 おんなじ人間同士として、友人として言っているんだろ。」
という西田敏行に
イノさんがつかみかかろうとすると

キムさんは
「こんなにお世話になっている先生に、何を言うの!」
と、涙ながらにイノさんの頬をたたきます。

そんなイノさんが、
卒業式を前にして亡くなってしまいます。

西田敏行は急きょ授業を変更して
ホームルームを開きます。

みんなでイノさんを偲び
みんなで幸福って何かを考えました。

「授業っていうのは、
クラス全員が汗かいて
みんなで一生懸命になって作るものなんだ。
それがよーっくわかった。
いい授業だった。
どうもありがとう。」

自分よりも人生経験のある生徒たちの前で
先生という役割を与えられた西田敏行先生の言葉です。

近年忘れられかけている
お互いに責任をなすりつけ合うのではない
先生への尊敬と
生徒への深い関わりが
描き出されていました。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員