wikipediaによると、
小保方さんは2006年3月、早稲田大学理工学部応用化学科を卒業し現在30歳。
僕は大学院にはいっていないので、
基礎研究についてはよくわかりませんが
友人、先輩を見ていると
徒弟制度のようなもので、研究手法や論文についても
先輩に教わりながら少しずつ学んでいきます。
小保方さんが卒後8年目において、
海外の一流誌に投稿する時点でもすごいことなのですが、
論文の作成手法や研究手法について、共著者や理研の先輩たちは
どれだけしっかりと教育を行ってきたのでしょうか。
若い研究者が独創的なアイデアを形にするには
それを許容し、サポートし、責任を持ってくれる上司と組織が必要です。
それはどんな仕事、組織にも共通です。
今回の小保方論文の不備については、
投稿前にその不備を指摘できなかった点で
筆頭著者の小保方さんのみならず、
それを監督した共著者の責任も重いと思われますが、
今回の理研報道は、若手研究者の不正を責めつつ尻尾を切るようで
今後の若い研究者たちの可能性を狭めてしまいかねないのではないかと
心配になります。
その点で、このプロジェクトリーダーの言葉は大切だと思うのです。
毎日新聞 yahoo newsより。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140409-00000093-mai-sctch
小保方晴子氏の記者会見について、論文の共著者の理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの丹羽仁史・プロジェクトリーダーが毎日新聞の取材に応じた。
丹羽・プロジェクトリーダーは「会見を全部は見ていないが、言いたいことを言ったのではないか」と感想を語った。小保方氏が会見で共著者への謝罪の言葉を何度も口にしたことについて「こちらこそ力及ばず申し訳なかったと思う。自分が何かできなかったのか今も悩んでおり、正直なところ、小保方さんを責める気持ちはない」と心情を吐露した。【