電話によるお問い合わせ

営業時間 8:30~11:30 / 15:30~18:00
休診日:水曜日午後・土曜日午後・日曜日・祝日

電話をかける

blog

日本超音波医学会ランチョンセミナー

日本超音波医学会ランチョンセミナー

昨日は夕方の診療後から
新幹線に飛び乗り
品川に来ました。

新しい超音波診断装置を発売した
コニカミノルタの提供する
ランチョンセミナーで
「関節リウマチ超音波 どう覚えてどう使う?」
という演題を講演させていただきました。

リウマチの診療には
採血データや触診は
もちろん欠かせませんが

超早期のリウマチや
十分に治療が進んで寛解に近いと
CRPやMMP-3、血沈などの
採血データは当てにならなくなります。

触診にも限界があり
変形した関節や、腱鞘滑膜炎
浮腫のある足趾関節は
触診の正確性が極端に落ちます。

また、腫れていても活動性のない
滑膜の炎症が消失した
休火山のような関節もあり
これは触診では見分けられません。

日本超音波医学会には
医師だけでなく検査技師さんたちも
たくさん参加されているので
医師目線でどのようにリウマチを見て
どのように診断、治療に
超音波を役立てているのか、
そして触診の限界はどこか
についてお話しさせていただきました。

僕のあとには
北海道内科リウマチ科病院の検査技師
坂本さんも
解剖のわかる非常に綺麗なスライドで
リウマチ類似疾患についても
ご講演してくれました。

医師からと技師から
双方の立場での講演で
なかなかいい企画だったのではないかと
思います。

リウマチの超音波診断が広まって
少しでも多くの患者さんが
適切に早期診断され
早く深い寛解に導かれることを
願っています。

今回機会をいただいた
コニカミノルタのみなさま
どうもありがとうございました。

さあ、明日からも
リウマチ診療頑張るぞ(^O^)/

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員