昨日は夕方の診療後から
新幹線に飛び乗り
品川に来ました。
新しい超音波診断装置を発売した
コニカミノルタの提供する
ランチョンセミナーで
「関節リウマチ超音波 どう覚えてどう使う?」
という演題を講演させていただきました。
リウマチの診療には
採血データや触診は
もちろん欠かせませんが
超早期のリウマチや
十分に治療が進んで寛解に近いと
CRPやMMP-3、血沈などの
採血データは当てにならなくなります。
触診にも限界があり
変形した関節や、腱鞘滑膜炎
浮腫のある足趾関節は
触診の正確性が極端に落ちます。
また、腫れていても活動性のない
滑膜の炎症が消失した
休火山のような関節もあり
これは触診では見分けられません。
日本超音波医学会には
医師だけでなく検査技師さんたちも
たくさん参加されているので
医師目線でどのようにリウマチを見て
どのように診断、治療に
超音波を役立てているのか、
そして触診の限界はどこか
についてお話しさせていただきました。
僕のあとには
北海道内科リウマチ科病院の検査技師
坂本さんも
解剖のわかる非常に綺麗なスライドで
リウマチ類似疾患についても
ご講演してくれました。
医師からと技師から
双方の立場での講演で
なかなかいい企画だったのではないかと
思います。
リウマチの超音波診断が広まって
少しでも多くの患者さんが
適切に早期診断され
早く深い寛解に導かれることを
願っています。
今回機会をいただいた
コニカミノルタのみなさま
どうもありがとうございました。
さあ、明日からも
リウマチ診療頑張るぞ(^O^)/