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ためしてガッテン 筋膜リリースとストレートネック

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ためしてガッテン 筋膜リリースとストレートネック

本日のためしてガッテン!
筋膜リリースがテーマになっていましたね!

僕も参加しているMPS研究会の会長の木村先生の「エコーガイド」による、トリガーポイント注射と筋膜リリースが紹介されていました。

その他、ストレッチによる筋膜リリースとタオルによるスマホ首、ストレートネックの改善体操が紹介されていました。

最近テレビや雑誌でも特集されつつあるトリガーポイントや筋膜リリース。

ストレートネックが起きる原因とは?

本来、首の骨(頚椎)はゆるやかなカーブを描いていて、頭の重さをバネのように分散させています。ところが、スマホやパソコンを見る時間が長くなり、悪い姿勢が続くとこのカーブが失われて、首の骨がまっすぐに近い状態(ストレートネック) になってしまいます。

頭はボーリングの球ほどの重さがあると言われています。頭が前に出れば出るほど、首や肩の筋肉はその重さを支えるために常に引っ張られた状態になり、筋肉と筋膜に強い負担がかかります。

その結果、下記のような症状につながることがあります。

  • 慢性的な肩こり・首こり
  • 後頭部からこめかみにかけての頭痛
  • 背中の張りや、時に腕のしびれ感

当院が考える、ストレートネックの痛みの原因

当院でも開院当初より多くの痛みの原因は、変形した関節やヘルニア、脊柱管狭窄症の狭窄そのものではなく、筋肉と筋膜にあると考えています。
そこで、理学療法士とともに筋肉、筋膜の治療に当たってきました。

また、エコーガイド下の注射による筋膜リリースや、全身の筋膜の突っ張りに注目したストレッチやセルフマッサージの指導にも力をいれています。

今回の放送で指摘されていたストレートネックの患者さんはとても多く、肩こりや頭痛で当院を訪れる人のほとんどがストレートネックだと言っても過言ではありません。

とはいえ、私自身もこのブログをiphoneで書いており、自身の姿勢も意識していないと崩れがちです(^^;;

良い姿勢を身につけて、余計な筋肉の緊張を生まないようにしたいものですね。

普段から意識したい姿勢のポイント

ストレートネックを予防・改善するためには、特別なことよりも「日常のちょっとした姿勢のクセ」を見直すことが大切です。

  • スマホは顔を下げるのではなく、目の高さに近づける
  • 長時間同じ姿勢が続く場合は、30〜60分に一度は立ち上がって首や肩を動かす

 

いつもより少しだけ胸を張って、顎を引くイメージを持つだけでも、首の負担はかなり変わります。

ヘルニア、脊椎管狭窄症、変形性関節症の手術する前に

慢性の頭痛や肩こり、腰痛をお持ちで、いろんな検査をしても異常なしと言われた方や、ヘルニアや脊柱管狭窄、変形性関節症などで手術を勧められた方は、手術の前に筋肉の診察を受けてみてください。

トリガーポイント注射や筋膜リリースがお役に立てるかもしれませんよ。

トリガーポイント注射ハイドロリリース

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員