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東京でリウマチナースの勉強

東京でリウマチナースの勉強

今日は品川で開催された
第17回RAトータルマネジメントフォーラムに参加してきました。

当院の看護師さんが
当院のリウマチ患者さんへの服薬指導について発表させていただきました。

今回の発表でも、
他院の看護師さんからの報告でも散見されたのがリウマチ治療には欠かせないお薬であるMTX(リウマトレックス、メトレート)についてです。

発熱や嘔吐、下痢などの体調不良でお食事が食べられない
下痢で食事の栄養が吸収できない
脱水している
状態のときに
大切なお薬だからとMTXだけ欠かせず飲んでいると、副作用が強く出ることがあります。

副作用としては、
自覚症状としては
だるさ、脱毛、口内炎、嘔気など
自覚しない症状としては
肝障害や貧血
が出やすくなります。

発熱や嘔吐、下痢などの症状が見られるときには
1週間MTXを飲むのをやめなければなりません。

当院でも、初診時にお渡ししている
院長自作のリウマチパンフレットには
ちゃんと書いてあるのですが、
やはり忘れてしまうもの。

こちらからも、繰り返し繰り返し
ご説明しなくてはなりません。

また、リウマチの痛みが強く
早く治るかと思って
週に決められた曜日だけ内服するMTXを
毎日服用してしまい
貧血が強く出現して入院した症例についても
報告がありました。

早くリウマチを治したいという気持ちはわかりますが、用法用量をしっかり守る。
体調の悪い時は1週間休薬する。
ということをしっかり守って
寛解を目指して治療したいですね。

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この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員