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関節リウマチ チーム医療セミナー

関節リウマチ チーム医療セミナー

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今日は名鉄グランドホテルでリウマチチーム医療の連携についての勉強会がありました。

医師の立場からは、名古屋大学高橋先生と宮崎市民の森病院の日高先生が。

医療ソーシャルワーカーの立場からは、市民の森病院から遠藤さん

そして看護師の立場からは、当院のリウマチケアナースである小島看護師が、それぞれの発表を行いました。

当院のリウマチ診療の特徴として、まずは看護師さんが採血を行う際に、問診票をもとに患者さんの最近の体調や悩みについてお話を聞いています。

その後、看護師さんがカルテに入力してくれた情報をふまえて僕が診察をします。
採血や手足の触診所見、関節超音波やレントゲンなどの画像診断データをもとに治療方針を決定します。

その後、再度看護師さんが患者さんとお話をする時間があり、医師からの話が理解できたか、新しいお薬はどんなものか、飲み方は、他に疑問点はなかったか、などをお伺いしながら、次回の予約を取ります。

今回の小島さんの発表では、当院の開院から5年間が経過した中で、リウマチに携わる看護師としてどのように患者さんを受け入れ、辛い時を支え、良くなっていく経過を共に喜んできたか。患者さんとのエピソードを交えて名古屋のリウマチナースの方たちにシェアしてくれました。

患者さんがリウマチという病気をどのように受け止めていくか、人生において何を大切にしているのか、若い女性では結婚・妊娠・出産に伴う不安や喜びを共有し、高齢の患者さんではその死生観までお伺いすることもあり、全てが僕たち医療者の学びになります。

そうして学ばせていただいた患者さんの経験を、次の不安を抱えた患者さんにシェアしていくことで、少しでもその不安の先にあるトンネルの出口を見せてあげることも、僕たちの大切な役割です。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員