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ハイドロリリースについて|診療をお考えの方への注意点

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ハイドロリリースについて|診療をお考えの方への注意点

ハイドロリリースのお問い合わせの増加

最近、ハイドロリリースについてのお問合せが増えています。

というのも、2019年6月11日放送の「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で、帝京大学医療技術学部准教授の笹原潤先生によりハイドロリリース注射が紹介されたからでしょう。

笹原先生は、僕がよく参加している勉強会でも講師を務められている、ハイドロリリース界の第一人者です。

これまではトリガーポイントでのお問合せが多く、メディアでもトリガーポイント治療で放送されることが多かったのですが、今回はテレビでハイドロリリースという名前で、頑固な肩こりや腰痛の治療が紹介されたからですね。

ハイドロリリースとは

ハイドロリリースというのは、液体を筋肉や筋膜、神経周囲などに注入して、痛みの原因となっている筋肉・筋膜・神経を治療する方法の総称です。

保険治療でそう言った治療があるわけではなく、ここ数年で急速に広まりつつある治療コンセプトです。

※すべての痛みや症状に適応となる治療ではありません。診察のうえ、適応を判断いたします。

ハイドロリリース注射の流れ

筋肉の中にできる固くなったしこりのことを、トリガーポイントと呼びます。

従来、保険収載されている「トリガーポイント注射」というのは、ただ患者さんが痛いと言う場所に麻酔薬を注射する方法のことを指していました。

一方、ハイドロリリース注射では、まず患者さんの動きや痛みが出る動作を診察で確かめ、筋肉のしこり(トリガーポイント)や筋膜の癒着を正しく触診します。

そのうえで、痛みの原因となっている場所を見抜いて点滴のお水を注入し、組織の滑走改善や癒着の緩和を目的として治療を行います。
(27Gの極細針を用いており、刺入時の痛みも少ないです。)

ハイドロリリース注射の効果

ハイドロリリース注射を行うと、痛み止めや手術でも取れなかった痛みがその場で和らぐのです。

そして、これまで伸びなかった関節が伸びるようになり、首が回るようになったり、肩が上がるようになったり、前屈可動域が増えて腰痛が軽くなる。そう言った効果が見られます。

さいとう整形外科のトリガーポイント注射・ハイドロリリースは、以下のページでも詳しくご紹介しています。

トリガーポイント注射・ハイドロリリース

ハイドロリリース治療で重要なポイント

治療に必要な技術

あくまでキモとなるのは超音波を見ることではなく、医者が身体の動きを分析する診察技術や、筋肉や神経の触診技術です。

患者さんの中には「超音波を見れば悪い場所がわかる!」とテレビを見て勘違いされる方もいますが、あくまで医師の診察技術が大切なのです。

テレビでは超音波を用いて注射をしていますが、実際の治療では必ずしも超音波を必要とはしません。

超音波は注射リスクのある部位や、手の感覚だけでは注射が難しいところに補助的に使用するものです。それでも、同じ効果が得られます。

効果を持続させるために

ハイドロリリース注射でせっかく痛みが良くなっても、治療後もこれまでの姿勢の癖やライフスタイルのままでいると、再発しやすくなってしまいます。

そのため、ハイドロリリースの治療後は、理学療法士による運動療法やストレッチ指導を受け、正しい姿勢と動作を身につけることが、改善効果の持続や再発の予防につながります。

ハイドロリリースをご検討の方へ

トリガーポイント注射・ハイドロリリース

ご注意いただきたいのは、これまでもテレビを見て受診したという患者さんの中には、治療して効果は出ているにも関わらず、

「超音波を見ていない」「一回の治療で全て治ると思っていた」「医師の診察や検査はいらないから、超音波を見て注射だけして欲しい」

などと言われる方もいました。

当院ではトリガーポイント治療、ハイドロリリース治療を行っていますが、以下の点にご留意いただいた上で受診するようお願いいたします。

痛みの治療期間は個人差がある

痛みは個人によって異なる生活習慣から生まれます。

さまざまな痛みの治療は、一回で終わる人もいれば、何度も通ってもらって治療すべき人もいます。

ハイドロリリースと同様の治療効果は、患者さんの状態によりリハビリや鍼治療で十分なこともあります。医師の判断により、最適な治療オプションをご提示します。

注射前に、まずは診断を

注射は医師の診察と診断のもとで、必要と考えた場合にのみ行います。また、必ず超音波を見て行うものではありません。

「医師の診断は必要ないから、ただ超音波を見て注射だけをしてくれれば良い」と言う方も過去にいましたが、その際には保険適応とはなりません。

その場合の自費治療は、1部位1万円となります。その場合の1部位とは、右肩、左肩それぞれ1部位と数えます。(東京の某院では初診注射1部位2万円でした。)

初診時の検査

初診時にはレントゲンやMRIなどの検査が必要な場合もあります。もし他院で行なった検査結果があれば、是非お持ちください。

身体の状態を知るために、時には採血を行うこともあります。

 

以上の点を了承していただけるならば、これまでなかなか治らなかった痛みで困っている方のお役に立つのは喜びです。

これまでたくさん勉強してきた知識と技術で、患者さんの痛みを改善に導けるように頑張りますよ!

ご来院をご検討の方へ

さいとう整形外科の待合室

しばらくは混雑も予想されるため、ご来院の際には、朝は8:30頃・夕方は15:00頃から並んでいただくと、待ち時間は少なくなるかと思います。午後は水曜、土曜は休診です。

受付時間は11:00~18:00となっていますが、頑固な長引く痛みをお持ちの患者さんの診察時間は長くなる場合もあります。

混雑状況によっては当日の新患受付をお断りする場合もございますので、ご了承ください。受付終了時間間際のかけ込みは、ご遠慮頂きますようお願いいたします。

また、超音波を用いたトリガーポイント鍼治療は、当院関連の名古屋トリガーポイント治療院でも行なっております。こちらは実費予約制となります。

「これまで鍼治療はやったことあるけど、うまく効果が上がらなかった」と言う方にもおススメです。

ハイドロリリース治療をご検討の方まずはお気軽にご相談ください

名古屋トリガーポイント鍼灸院は、「さいとう整形外科リウマチ科」の連携の鍼灸院です。
筋肉や筋膜による痛みや痺れ、トリガーポイントの治療を得意としています。

当院の診療予約はこちら

 

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員