昨日はアルケア、コニカミノルタ主催の
足関節エコーセミナーに参加しました。
特に足関節の背屈制限の要因となる
長母趾屈筋に的を絞ってのマニアックなセミナー。
司会進行は、エコー会のスター達
岩本先生、宮武先生、面谷先生達です。
下腿後面の筋肉は3層構造で、
表面から腓腹筋の層
ヒラメ筋の層
そして3層目に長母趾屈筋、後脛骨筋、長趾屈筋があります。
長母趾屈筋は腓骨から起始して骨間膜からも起始して、足関節レベルで腱に移行しますが、3層目の筋の中ではとても大きなボリュームがあります。
足の親指がいかに支持機構として重要かが伺えますね。
そして、長母趾屈筋を足底から母趾までエコー下に辿りました。
内側腓腹皮神経と外側腓腹皮神経が遠位に行くにつれて合流して腓腹神経としてアキレス腱の外側に滑っていくことも観察しました。
脛骨神経は長母趾屈筋と伴走して足関節内果部で内側足底神経と外側足底神経に分かれて母趾外転筋の下をくぐり、足底に分布します。
脛骨神経が枝分かれする際に、後方の2本の神経の線維は、Baxter nerveと呼ばれる踵骨枝であり、これもエコーで見えました。
とてもマニアックで、とても楽しい、熱い会でした。
飲み会では、今なおトップランナーであり続ける、尊敬する有川先生と記念写真^_^
最先端を学び続けて臨床で実践する開業医の偉大な先輩です。
また明日から、治せる患者さんが増えそうです!