分子栄養学という医学分野があります。
ノーベル賞受賞者の生化学者
ライナスポーリング博士が提唱した
最適な量の栄養素と
身体の正常な(ortho)構成要素を
主要な治療として使う方法のことです。
体を構成する必須栄養素から
現在発症している病気を捉えて
必要な栄養素を補い治療しようというものです。
なにも意識しなければ、
現代の食事は糖質過剰、低蛋白質になりがちです。
僕が昨日食べた、
ピザとコカコーラなんか
ほとんど糖質ばかりで最悪です^_^
コンビニでも丼ものやパンやおにぎり。
昼はうどんやパスタだけ。
なんて食生活の人が溢れかえっています。
筋肉の原材料はタンパク質です。
骨の原材料はタンパク質と鉄とビタミンCです。
有名なカルシウムは、それを強くしてくれます。
カルシウムだけではダメなんですね。
過剰な糖は骨も筋肉も弱らせます。
たっぷりのおかずでお腹を膨らせて
ご飯や麺は、まだお腹が空いていれば
最後に少しだけ。
お弁当でも、まずは野菜やタンパク質を食べて
最後にご飯を食べる。
食べ順から血糖値を急上昇させない工夫をする。
そんな1人懐石が良いと言われます。
当院では筋肉や筋膜に対して
トリガーポイント注射やハイドロリリースを
行なっていますが、
筋肉の治療をするにも、
必要な栄養が取れてない人に注射をしても
効きが悪かったり
すぐに痛みが戻ったりしてきます。
そんな経験から、
最近は分子栄養学に注目して勉強しています。
久々に勉強のない休日の朝は
なかなさ読めなかった
オーソモレキュラー医学入門
という本を読んでいます。
そこから、糖質に関わる部分を
みなさんとシェアしてみましょう。
以下引用
グルコースは唾液と膵液で加水分解
蔗糖スクロースは多くの疾患の原因
鬱、不安、アルコール症
スクラーゼで加水分解。肝臓で中性脂肪にかわり、血中で脂肪に。
グルコースが他の栄養素とともに食物からゆっくり放出されるときだけ安全
フルクトースは少量で甘味が強い。
膵臓を刺激してインスリンを絞り出すことがない。しかし他の栄養を含んでいない。
ガラクトースは牛乳の乳糖ラクトースの主成分
ラクトースはラクターゼで加水分解
二糖類は吸収前に単糖類に加水分解が必要
分解されなければ、腸内細菌の栄養となってしまう。
蜂蜜は自然糖だが、養蜂家が砂糖水を与えていることがある。晩夏から秋に収穫された蜂蜜なら砂糖水は与えていない。
蜂蜜はフルクトースを含んでおり、同じ量でもスクロースより甘い
一般的に未加工の炭水化物は安全。
加工精製された食べ物は安全ではない。
精製炭水化物病
脳を含む多数のさまざまな期間に症状が出る病気の、唯一の根本的な原因
精製白糖、精白パン×
全粒穀物シリアルはむしろ有用
未加工の炭水化物
ジャガイモ、玄米、小麦など
炭水化物の食べ過ぎは肥満の原因となり、タンパク質、脂質の摂取不足から栄養バランスを失う
加工した炭水化物
精白米、精白小麦粉
さまざまな神経症や多くの身体疾患の原因となる。