今日はDMATの技能維持訓練です。
愛知県での開催ということで、
万博会場の体育館で講義を受けています。
DMATというのは
DISASTER MEDICAL ASSISTANCE TEAMの略で、
国内で震度6弱以上の地震など大規模災害が起こったときに
災害救助にあたる医療チームのこと。
私も医師三年目に救急医療を研修していたことや、
JICAの国際緊急援助隊の研修を受けていたことから、
現在所属する名古屋医療センターでもDMATに参加しています。
災害医療では日常の救急医療とは異なる医療知識が必要となります。
一度にはさばききれない山ほどの患者さん達から
治療の優先順位を見極めるためのトリアージや、
局地に集中する多数傷病者を
航空機を用いた広域医療搬送により全国の病院が協力して命を救います。
限られた資源でできる限り多くの人の命を救う。
災害医療の根底には、
そこに困った人がいる。だから助けに行くんだ。
という熱い情熱があり、
いつも自分が医者を志した時の医の根源を思い出させてくれます。