今日は毎週月曜日の新患外来。
おかしなもので、その日に訪れる患者さんの訴えは
似かよっていることがよくあります。
今日は腰痛と足のしびれを訴える患者さんの多い日でした。
足のしびれと言っても原因は様々で、
整形領域では椎間板ヘルニアに腰部脊柱管狭窄症が代表格ですが、
長年タバコを吸っていたり、
高血圧、高脂血症、糖尿病などをお持ちの方では
動脈が固く細くなってしまう閉塞性動脈硬化症という病態もあります。
それ以外にもどこかに神経や血管を圧迫する状態があったり
長年糖尿病を患っていても足のしびれが出現することがあります。
患者さんの訴えや歩き方からだいたい診断の当たりをつけて
詳細な問診と診察で診断を絞り込んでいきます。
そして最後に検査を行うことで、自分が考えた診断に矛盾しないか確認します。
限られた時間の中で、受付した患者さん全員の診断治療を行わなければならず、
一人当たりに割ける時間も限られているため、
いつも時間との戦いです(^_^;)。
ときには最初にお会いしただけでは分からず、
何度か通院しているうちに診断にたどり着くこともあります。
それは、病気の経過を追うことで、
時間を味方につけるという診断方法でもあります。
それでも最後には診断がついて、患者さんが笑顔で会いに来てくれると
最後まで自分についてきてくれたことにとても嬉しくなります。
お医者さんは、直接感謝の言葉をいただける
いい仕事だと思うのです。
名古屋市名東区平和が丘一丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長(未) 斉藤 究