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点滴による生物学的製剤の間接コスト

点滴による生物学的製剤の間接コスト

今日は再びリウマチの製薬会社さんの
社内セミナーの講師としてお呼ばれしました。

5時前に乗っていたタクシーで突然の豪雨に見舞われ、
雷の光と音がほぼ同時だったので真上を雷雲が通過していたのでしょう。

タクシーの運転手さんは前が見えないほどの雨で大変そうでしたが、
僕はかえってワクワクもしていました。

さて、リウマチの講義ですが、
現在のリウマチの診断治療の変遷や
各種生物学的製剤の選択のポイントなどについて
これまでの経験や学会発表を元にしたお話をさせていただきました。

開業医としては
現在点滴の生物学的製剤を使う際に
保険では単なる生理的食塩水を点滴するのと
全く同じ手技料しか算定できず、

生物学的製剤を使用するための
十分な説明にかかる時間や人件費、
点滴の時間占有される場所の問題や看護師による点滴管理の労力
点滴に必要な高いルート資材
高い点滴製剤を破損したときに被る損失の大きさのリスクなど

点滴の生物学的製剤を投与する間接コストは現在の保険制度では算定できないのです。

これでは経営も考えなくてはならない開業リウマチ医は
点滴製剤での治療を行わないでよいと
国に言われているようなものです。

それでも点滴製剤を使用するのは
患者さんの病状やニーズに合わせてすべての生物学的製剤を使いこなしてやるぞという
リウマチ医の気概だけなのです。

早く点滴による生物学的製剤投与に関わる間接コストが
保険的に認められることを願います。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員