8/21に当院の待合室で行われた
CLUB FOUR LEAVESのリウマチ勉強会。
参加された方達からの感想がとどきました。
「リウマチと妊娠・出産」について講義させていただきましたが、
いただいた感想に励まされました。
また、時間に対して内容を詰め込みすぎたかな、とも
反省しました。
以下、CFLよりの許可を得て、講義の感想を転載させていただきました。
・ 普段主治医からはなかなか聞けないような詳しい話を聞けて勉強になりました。
・ 妊娠、出産における薬をやめる時期など、どの薬が大丈夫であるかなど詳しく教えて頂いたので、すでに一人目は産みましたがその時はステロイドのみ使用だったので、今回、初めてエンブレルを打ちながらの妊娠に挑戦するので、正直、薬を使いながらの妊娠は不安がありますが、実際にエンブレルを使いながら妊娠した方の実例をだして頂いて安全であることがわかり、低体重児など不安もありますが、話を聞いて安心しました。二人目も前向きに考えたいと思います。ありがとうございました。
・ とてもわかりやすく、データも示されていて、なるほどなと思うことが多かったです。私が息子を産んだ時は不安だらけで、探り探りの出産でしたが、先生のように信頼のおけるデータをもとにお話しいただけると不安も半減すると思います。多くの医師の共通認識になると良いと思いますし、患者自身も情報を上手に収集し、また情報発信していかないといけませんね。
・ (リウマチ患者さんの妊娠・出産について)以前行ったアンケートを、こういう形で公開して頂けたことは、とても良かった。最新のエンブレルの妊娠中や授乳のデーターを知ることが出来た。これはこれから妊娠を希望する人達にとって、とても参考になると思う。分かりやすい講義で、聴いていて理解し易かった。
・ ややわかりづらい専門用語もありましたが、話の流れからなんとなく理解できました。実例なども紹介されて、とても参考になりました。妊娠中の妊婦さんの様子が何例か挙げて頂けるともっと参考になります。
・ 自分の主治医だと聞きにくいことや、こうして欲しいという希望も他の先生にはいいやすいし、斉藤先生は固定観念の医療だけでなく、新しい意見も柔軟に取り入れてくれそうな気がしたのでこれからが頼もしい。一つ希望を言うと、もう少しだけゆっくり話してもらうとわからない用語が出たとき解釈しやすいです。
・ プロジェクタ-を使用し、リウマチの段階を火事に例えユーモアのある画像を使った講義は分かりやすくてよかったです。
・ とてもわかりやすくよかったです。炎症反応を消火状態に例えるなど理解しやすかったです。また妊娠期間での薬の制御ばかりでなく、授乳における薬の影響などなかなか聞くことの出来ないことが出来てよかったです。
・ 知らないことがけっこうありまして、最近の自分の勉強不足を感じています。若い患者さんの目線にたったお話で、すごく感動しました。これから妊娠を希望される方には、ぜひ、聞いてもら
いたい内容だと思います。
・ すごく分かりやすく話をして頂き、出産経験の私は、まさしく早産、低体重児で一人目を生んで、リウマチのせいじゃないかとか自分を責めていた時期もあって。。。奇形率や流産など先生の話を聞いて、健康な妊婦さんでもリウマチであってもリスクは変わらないと分かり今、二人目が欲しくて不妊治療をしているが、リウマチだからと悲観しなくてもいいのだと勇気を頂きました。エンブレルと母乳の関係の月齢があがるにつれてあかちゃんはエンブレルの成分を吸収しないと言うのは驚きました。てっきり授乳中は治療は再開できないと思っていたので。一人目の時はリウマトレックスを休薬してステロイドだけで授乳も1年できましたが、エンブレルを投与してる今、産後の治療再開も授乳してるからっと我慢しないで延ばし延ばしにしなくても大丈夫なのかなっと思いました。(補足:母乳中のエンブレルを乳児に飲ませても乳児の血中エンブレル濃度は上がらないという1例報告があります。)
・ なかなか他では聞けないお話を聞くことができて参考になりました。All or Noneという考え方は、薬を服用し続けなければならないRA患者にとっては救いだと思いました。MTXやステロイド以外の抗リウマチ薬それぞれの妊娠へのリスクもあまり聞いたことがなく、また授乳が胎児へほとんど影響しないというお話も意外でした。