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Academy of Imaging in 名古屋メルパルク

Academy of Imaging in 名古屋メルパルク

昨日・今日と、リウマチ超音波講習会
Academy of Imagingの名古屋講習会に出席していました。

これまでTrain the Trainers(TTT)として
北海道や東京に集まり講習を受けてきましたが、
今回は初のTrainerとしての参加です。

ありがたいことに、講演の機会もいただき
ゆっくり時間が取れない外来診療の中で
どのような場面で超音波診断を生かしているのか
について、自分なりの提案をお話しさせていただきました。

・今患者さんが痛がっている関節は、本当にリウマチではないのか。
・現在リウマチで治療中の患者さんの治療薬を
減量、中止すべきか、増量、変更すべきか。
・治療を行いdataも自覚症状も改善しているが、
残った関節腫脹は治療すべき活動性の滑膜炎なのか。
・寛解と判断した患者さんの関節には、
本当に活動性の滑膜炎は残っていないのか。

イタリアの先生のEULAR2011の発表では、
TNFα阻害薬で半年間DAS28寛解を維持した117人の患者さんの
全員で超音波上の滑膜肥厚が残存。
半分で活動性滑膜炎が残存。
活動性滑膜炎の残った患者さんの1/4で関節破壊の進行が見られた
との報告もあります。

今回は標準化されたリウマチ超音波を学ぼうと
全国からリウマチに携わる内科医、整形外科医、臨床検査技師、放射線技師が
名古屋に集まりました。

北海道からは、
日本一有名になった臨床検査技師 成田さん、坂本さん
そして名古屋医療センターからは堀さんも
オブザーバーとして参加して、
夜は千種の山ちゃんで楽しい飲み会になりました。
藤田保健衛生大学 整形外科の森田先生ともたくさんお話できました。
精力的に股関節の手術や膠原病診療を行っている先生で
エネルギッシュなお話ぶりにとても刺激を受けました。

懐かしい顔にも会えて、とても充実した週末でした。
会をサポートしていただいたABOTTの皆様、
大変お疲れ様でした。
どうもありがとうございました。(^v^)

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員