
筋肉が疲れていたり、久しぶりに運動をした時に起こります。
筋肉の一部又は全部が断裂して出血して腫れます。
目次
肉離れの原因
筋肉の強さを上回る力の牽引力が筋肉にかかった際に筋肉や筋膜がちぎれて起こります。
肉離れした場所を押さえると痛みがあり、時間が経つと内部の出血が皮膚に吸収されてくるため紫斑が見られます。
太ももやふくらはぎの内側の筋肉が断裂することが多く見られます。
肉離れの診断
超音波やMRIで診断します。
超音波では筋線維の配列がきれいに見えなくなり、筋膜から筋肉が剥がれていたり、筋肉が出血で白く見えたりします。出血部位は黒く見えます。
肉離れの治療
基本は筋肉が修復されるまで運動を控えて必要最低限の歩行として安静です。重症度によっては固定して松葉杖歩行とします。超音波で出血の具合や筋肉の修復状態、痛みの具合を見ながら安静度を調整して、歩行から運動までを許可していきます。初期には出血を抑えるために包帯固定を行うこともあります。受傷後1〜2週間すると出血が多く溜まってくることもあり、その場合には注射で血腫を除去することもあります。
肉離れが太ももの付け根(坐骨付着部)の近くで起こった時には手術で断裂腱を縫う必要があります。
スポーツなどで筋肉が痛くなった時には、肉離れも疑い当院を受診してくださいね。
この記事の執筆者プロフィール
経歴
1999年
国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医
2001年
東京災害医療センター 救命救急レジデント
2002年
刈谷総合病院 整形外科
2006年
名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 / 名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医
2010年
Los Angeles Veterans Affairs hospital留学
2011年
さいとう整形外科リウマチ科を平和が丘に開院
主な著書
「あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床」など6著書(共著含む)
当院で行える治療・処置のご紹介
当院では、様々な症状に合わせた治療・処置が可能です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
慢性的な痛みや
他院で改善しなかった症状など一度当院へご相談ください
痛みと痺れの原因を多角的に鑑別診断し
内服・注射・リハビリだけでなく、栄養・生活習慣改善・姿勢改善・運動習慣改善など
様々なアプローチで改善に導きます。
どうぞお気軽にご相談ください。
さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤 究

さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤 究