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Treat to Target 基本的な考え方

Treat to Target 基本的な考え方

リウマチ治療の世界共通の合言葉
Treat to Target(T2T)

その基本的な考え方は4項目あります。

A 関節リウマチの治療は、患者とリウマチ医の
 合意に基づいて行われるべきである。

B 関節リウマチの主要な治療ゴールは、症状のコントロール、
 関節破壊などの構造的変化の抑制、身体機能の正常化、
 社会活動への参加を通じて、患者の長期的QOLを
 最大限まで改善することである。

C 炎症を取り除くことが、治療のゴールを達成するために
 最も重要である。

D 疾患活動性の評価とそれに基づく治療の適正化による
 「目標に向けた治療(T2T)」は、
 関節リウマチのアウトカム改善に最も効果的である。

簡単にまとめると、

関節リウマチの治療目標としての「寛解」が
現実的な治療ゴールとなった今、

目標に向けた治療(T2T)をベースとして
患者さんとしっかりお話をして、
治療ゴールを共有し、

炎症をしっかり抑える治療を行い、
痛みや腫れをコントロールして
関節を壊さないように努め、

患者さんが家庭や社会を支えることの喜びや
人生を最大限に楽しめるように
リウマチの治療を行いましょう。

ということですね(^o^)v

次はT2Tのさらに具体的な10項目につき
解説します。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員