先日 理学療法士の二人と食事をしていた時に
仕事を始めて、2~3年目が一番落とし穴に陥りがち
という話が出ました。
僕も医者3年目で、救急医をしていた時に
尊敬していたとても温かい大先輩Drから
ちょうど同じことを言われました。
医者になって3年目くらいは
少し自分で判断して動けるようになってきたばかりなのに
自分で何でもできるような気になってしまう。
その時が一番危ないから、その分謙虚に仕事をするといい。
これはどんな職業にも言えることでしょう。
そして、いくつになっても言えることかもしれません。
新しい仕事を始めて、
1年経ち、2年経ちすると
少しばかり仕事を覚えた気になってしまう。
まだまだ知らないことなど山ほどあるというのに。
仕事は慣れることで効率化が図れるところも大きいのですが、
慣れることで初心を忘れ、1日1日がルーチーン作業になってしまう危険性があります。
そして、あっという間に一年が過ぎ、
気づくと後輩ができていて、できる後輩に追い抜かされていく。
これまで研修医の教育係をしていて、
そんなシーンもたくさん見てきました。
今日、進歩しなくては、明日は今日と変わらない明日になります。
今、ここ。
それが1秒後の自分を進歩させ、明日の自分を作ります。
今日はどんな成長がありましたか?
明日はどんな自分になっていたいですか?
気持ち一つで、なりたい自分になれますよ。
まったくの同感です。
現在、社会人3年目が1名、転職して2年目の20代の部下が2名おりますが、自分が同年代のころに比べると、覇気がないというか、仕事を積極的に覚えようという気概が感じられないのです。
「謙虚」とも違いますが、ずいぶん自分の若いころと比べると様変わりしたな・・・と感じます。
話はそれてしまいましたが、なんとなく仕事を理解し始めた頃は、仕事の楽しみと辛さが交錯する時期ですよね。
それを乗り越えると、もう一段階成長して、ゆくゆくは自身も部下を持つ身になるんでしょう。
こんなことを言うと、すっかり自分がオジサンになった気もしますが、彼らの成長が楽しみであるのも事実です。
長文失礼しました。
ひでさん
後輩に期待するのは、がつがつ自分の技を盗んで
どんどん自分を追い越してくれることですよね。
見えない壁に怯えて手前で停まる後輩よりも
見えないからこそ行きすぎて壁にぶち当たる後輩の方が
僕には好感が持てます。